第16回新潟共助会報告〈4月〉 報告:鈴木孝二


時 2022年4月23日(土)午前11時から午後2時半

所 新潟教会(日本基督教団)2階礼拝堂

出席者 27名。1年振りコロナ対策をして第16回を開会した。初めにロシアのウクライナ侵攻による犠牲者のこと、戦争終結を祈り黙祷する。飯島委員長より挨拶をいただき開始する。

(Ⅰ)第一部(午前11時~正午)司会:小淵康而

・讃美 賛美歌21―57番(ガリラヤの風かおる丘で)

・聖書 新約聖書マタイ福音書5章1~10節

・発題 「新潟共助会の存在意義を考える」

担当 鈴木孝二(同盟北新潟キリスト教会員)

配布資料をもとに、基督教共助会のこと新潟共助会の歩みを語る。その時に持参した書物資料をみなさんに紹介しつつ話す。

1 基督教共助会の発足とその歴史―今年創立103年目

森明(1888年―1925年37歳没)による(帝国)大学生への伝道により1919年基督教共助会が発足、活動をする。

森明は、初代文部大臣森有礼、(岩倉)寛子の息子として誕生。(以下、その生涯を略述する。)森明の逝去後、その志を継いだ学生たち(弟子たち)によって、基督教共助会の活動が進展して来た。「キリストのほか自由独立」の団体で【主にある友情】を大切にしている。戦前、戦中、戦後と歴史を刻み百年を経過し、今年103年目である。「夏期信仰修養会」開催、『共助』誌の発行などで会の活動を深めている。

*持参した戦前版『共助』、沢山の出版物を紹介する。

2 新潟における共助会のメンバーたち(先達たち)

岩淵止・とし夫妻、飯村修兵、大西正美(晴子さんの父)、室崎陽子さんのことを語る。

そして、1968年開校の敬和学園高校での安積力也氏、青山久美子氏のこと、生徒、卒業生たち(大島人美さんら)の入会、集会参加を語る。

*この度の出席者の多くが敬和とのつながりを持っていることを共に覚え合う(旧教職員、保護者、卒業生など)。

3 共助会と私(鈴木)のこと

1942年生まれ、63年入信、64年受洗。

① 1972年4月~1999年3月敬和学園高校在職。そこで選択授業「日本キリスト教史」開講。『共助』を購読、キリスト教学校教育同盟の会で清水二郎先生(総主事)に会う。忘れ得ぬ人の一人である。

② 所属教会の役員をしつつ、信仰のあり方を問う中、高倉徳太郎、小塩 力ら旧日基系牧師の著作、『共助』誌を通して長老改革派信仰を学び、指針を与えられる。内村鑑三・矢内原忠雄全集などより無教会信仰にも共鳴する。私自身の闘いである。

③ 1999年4月~2011年3月まで、山形県小国町の基督教独立学園高校に移る。特に4代目校長として、聖書科、日曜集会の責任を負うものとなり、本格的に聖書の学びをする。2000年のイスラエル訪問の旅は大きな転換点となる。平信徒伝道に目覚める。

④ 共助会各種集会に出席できるようになり、2005年8月妻美恵子と共に入会し、現在に至る。

4

「新潟共助会」の開催と現在の課題

2013年9月28日第1回新潟共助会を開催して、今年第16回まで来ている。感謝以外言葉がない。

① 春秋の年2回「私の歩み」の発題を中心にして開催、そして自己紹介と近況報告を聞き合っている。年2回で十分かどうか検討中である。

② 特に、入会者、誌友が多く起こされていることにより、『共助』誌読者の会、意見交換する場の開催が求められている。

③ 会の運営について、会員が県内各地に住んでいることにより、委員会を開くことはなかなか難しく課題である。

④「新潟共助会」の大きな恵み、喜びは何といっても、所属教会、教派を越えて集まりが出来ていることである。これを大事にして、今後も会を継続していくことを願っている。

鈴木の発題後、大塚良子さんによって聖書を原語で読むことの楽しさを知ってほしいとの願いにより、「ギリシャ語初歩の初歩」の学びをする。(プリントを配布)⑴ ギリシャ語のアルファベットを共に読む。⑵名詞の格について(ロゴスを例にして)⑶聖書箇所を取りあげて学ぶ。ヨハネの手紙Ⅰ 4:16とガラテヤ2:6の二か所、ギリシャ語を読みつつ共に学ぶ。とても良い時となる。

その後、質疑応答の時間で、司会者と飯島委員長より共助会について補充説明を受ける。

(Ⅱ)第二部(午後1時~2時半)

ランチタイムと古本交換の後、第二部を行う。A、B、Cの3グループで自己紹介と近況報告の時を持つ。新潟共助会についても話し合う。その後、全体会を行う。

その中で大きな2つのことを記す。

①『共助』誌がむずかしく読みこなせない。

② 若い人の参加を願う。後継者の育成が必要。

最後、飯島委員長より今年の夏期信仰修養会の案内、説明を受け、会計報告をし、下川友也牧師の祈祷をもって閉会とする。

(日本同盟基督教団 北新潟キリスト教会員)