台湾ユースミッション2025に参加して 石田 真一郎
私は昨年8月19日(火)~26日(火)に「台湾ユースミッション」に引率側で参加しました。日本基督教団と台湾基督長老教会が続けて来た相互訪問の青年交流です。戦後80年の節目なので、広島市と長崎市を訪問しました。台湾青年は7名、日本側青年も7名(中国籍の神学生1名、トーゴ出身のアジア学院ボランティア1名)です。
初日に広島流川教会に集合。その礼拝堂の十字架は、被爆当時の会堂の木材を組み合わせた黒焦げの十字架です。これにより被爆の記憶を継承しておられます。翌日、広島平和記念資料館を見学し、豊永恵三郎さんから被爆証言を伺い、朝鮮半島出身の被爆者が多いと伺いました。豊永さんは台湾にも被爆者がいると語られ、日本が台湾を植民地にしたことを謝罪されました。広島市が陸軍の軍都だったことを知り、日本の加害者の面も学びました。呉市で戦艦大和を建造した場所を見、今は自衛隊と米軍の基地があり、艦船停泊の現実を見ました。抑止力・軍事力で真の平和を造ることはできないと信じ、世界の戦争の終結を祈ります。長崎市では、日本26聖人記念館と長崎人権平和資料館(日本軍の加害資料を展示)を見学。
被爆校舎を一部残す城山小学校で、平和教育や海外との交流について学びました。長崎平和記念教会で礼拝をささげ、青年方が愛餐会で「主われを愛す」を中国語と日本語で歌い、拍手を受けました。城臺美彌子(じょうだいみやこ)さんの被爆証言と核兵器廃絶活動を伺い、長崎原爆資料館を見学。
私の祈りは、青年方が被爆された方を思い、見学内容を一生忘れず、核兵器を憎み、アジアと世界の平和を造る人になることです。「キリストは、双方を御自分において一人の新しい人に造り上げて平和を実現し、十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました」(エフェソ二15~16)。
(日本基督教団 東久留米教会牧師)
