松本共助会・報告

松本共助会 2026年3月~5月例会報告  下山田誠子

3月例会。3月24日(火)松本中央図書館にて

司会:下山田 出席8名

テキスト『旧約聖書がわかる本』―対話でひもとくその世界―並木浩一・奥泉 光著 河出新書 2回目

 対話形式で旧約学者並木浩一先生と作家で教え子の奥泉 光さんとのお話で物語の推移や背景が語られていく。今日イスラエルのパレスティナ攻撃がニュースとなり、私たちに不安を与えている。ディアスポラのユダヤ民族が建国してから先住のアラブ人の居住地を追いやって来てさらにひどい攻撃を加えている。ユダヤ人のアイデンティティーとは何だろうか。

 長い歴史の戦いの攻防の中でヤハウェ信仰を守り、移動を繰り返してきた民族の歴史を考える時、私たち日本人のアイデンティティーは何だろうと考えさせられる。預言者の働き、捕囚についてなど。口伝えの伝承を文字で文書化して来た民族。聖書に詳しい柳谷知之牧師や林信孝さんのアドバイスを聞きながら、皆で良く語り合い今日の問題にも思いを馳せたあつまりでした。

4月例会。4月28日(火)松本中央図書館にて

 司会:荒井洋子さん 出席8名

 テキスト『旧約聖書がわかる本』―対話でひもとくその世界―並木浩一・奥泉 光著 河出新書 3回目

 75頁から第1部の終わりまで読み合わせた。ユダヤ人とユダヤ教について話題が彷彿し、今日の戦争状況にみな関心と心配を持っているため、また私たちが旧約・新約を学び信じているキリスト者であることから、熱心に語り合った。シェマ=聞け を大切に神の権威が語られ、ユダヤ人がそれに聞き従うところに人間としての尊厳があるからだという。文明の中心と周縁という概念も興味深い。しかし、神学者の対談はやはり難しい。

5月例会。5月29日(金)

 司会:柳谷知之牧師 出席6名、ズーム1名

 テキスト『旧約聖書がわかる本』―対話でひもとくその世界―並木浩一・奥泉 光著 河出新書 二部の創造と文明批判の伝統

 聖書の記述の前後 著者の二人の対談形式になっていて興味深く、率直な質問が出て以前はスラリと流し読みをして深く考えなかった出エジプト記やノアの洪水を身近に感じて楽しく読みました。声を出して全員がテキストを輪読する面白さを味わいました。

イスラエルは文明の発展が世界を滅ぼすことがあると認識した。日本も敗戦でそれを体験しているにも拘(かかわ)らず、その反省がどこまで真剣なものだったかが今日問われている。イスラエルの現状についても嘆かわしい感想が出た。このテキストを通して大昔の歴史が身近に感じられた集まりであった。