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2024年度 基督教共助会 夏期信仰修養会

◆主 題 

赦しと和解  ― この最も困難な時代に、しかし成し遂げねばならない課題 ―

◆主題聖句

「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。」(ルカによる福音書6章31節)

◆主旨文

激しい憎しみが渦巻いている。血で血を洗う争いが、世界のそこかしこで、いつ果てるともなく続いている。アフガニスタン、シリア、トルコ、リビア、イエメン、ミャンマー、ウクライナ、そしてパレスチナ……。事は戦いだけではない。地球全体から見れば、貧困、気候変動、人種間差別、性的マイノリティーなどの問題によって、人と人との繋がりが断ち切られ、私たちは共に進むべき道、語るべき共通の言葉を見出せないでいる。

しかし、このような現実を前にして、ただ嘆くだけであってはならないと思う。

困難であればあるほど、避けたいと思えば思うほど、生起した問題に分け入り、その根源を探り、己に出来ることを探し求めて、祈り、行動したいと願うのである。

主題講演は、7回にわたって『共助』誌にて「主の祈り」の学びを続けてくださった朴 大信さんである。学び得た多々ある中で、「人間は……愛する者のみを理解することができる……愛は、もし本当に愛があれば、ただ傷を癒やすだけでなく、先ずもって、どんな傷をも見つけ出せる」とのH・ティーリケの言葉が心に残る。

2日目の高橋哲哉さんと片柳榮一さんには、「イスラエル・パレスチナ問題」を語っていただく。今起きている戦争の中でも、多大な犠牲者や難民を生み出し続けているこの問題に対し、戦闘の即時停戦と新たな和平交渉の開始を求める私たちは、より深い理解と行動が求められるからである。

開会礼拝と早天礼拝に、アジア学院に責任を持つお二人、荒川朋子さんと大栁(おおやなぎ) 由紀子さんをお招きした。私たちの足元の問題として、日本がかつて犯したアジアへの侵略に対する謝罪と和解を目的としたアジア学院の働きが果たしている役割は重い。

さらに、早天礼拝のもうお一人はすずき りささんである。受洗前も後も、キリスト者として、また一教師として、「私はどのように生きるか」との問いを常に抱いて歩み続けている。

そして最後に、小友 聡さんである。この混迷の時代、私たちが拠って立つ聖書が、私たちに何を問い、何を語りかけているのかを聴くのである。

友よ、この夏、塩尻で会おうではないか。

共に祈り、考え、聖書に聴こうではないか。

[2024 年度 基督教共助会 夏期信仰修養会 案内]

主  題  赦しと和解 ―この最も困難な時代に、しかし成し遂げねばならない課題

  時   2024 年8 月7 日(水)午後2時(午後1時受付開始)~ 8 月9 日(金)午後1時

  所   「塩嶺(えんれい)体験学習の家」 長野県塩尻市北小野1440 - 150

☎ 0263 - 52 - 0280

https://tokimeguri.jp/guide/taikengakushunoie/

開会礼拝   荒川朋子(アジア学院校長)

主題講演   朴 大 信(日本基督教団 松本東教会牧師・元児童養護施設職員)

シンポジウム 「イスラエル・パレスチナ問題を考える」

 ・発 題1  高橋哲哉(哲学者・東京大学名誉教授)

 ・発 題2  片柳榮一(日本基督教団 北白川教会員)

早天礼拝Ⅰ  すずきりさ(私立中・高英語科教員)

早天礼拝Ⅱ  大栁由紀子(アジア学院副校長)

第8 回韓日基督教共助会修練会報告と懇談  裵貞烈(ペチョンヨル)(韓国 韓南大学教授)、他

聖書研究

小友 聡(東京神学大学名誉教授)

閉会礼拝

飯島 信(日本基督教団 小高伝道所・浪江伝道所牧師)

会  費 

25, 000 円  学生:10, 000 円

2 泊3 日の宿泊食費・会費。但し必要な方には割引制〈20%〉もありますので、お申し出ください。
通い参加:3,000円 学生1,000円( 食事なし) 昼食 1,000円 夕食 2,000円

交通費 

各自負担。なお遠距離その他必要な方には、参加者の自由献金によりご援助いたしますので、お申し出ください。

携帯品  聖書、讃美歌21、筆記用具、洗面具(浴衣はあります)、マスク等

定  員   30 名

申込期間   7 月25 日(木)※ 7 月22 日(月)までに投函してください。

申込・問合せ先 〒245-0008 横浜市泉区弥生台22 − 3 グリーンハイム弥生台2-203

鈴木幸江方 夏期信仰修養会準備委員会 TEL 045 ― 392 ― 9755(夜9 時まで)

注  意

1)申し込み用ハガキの所定欄に必ず自己紹介の文章を書いてお申し込みください。内容、書き方は自由です。参加者全員の自己紹介をプリントして会場で配布します。

2)会費は会場で申し受けます。

3)全期間参加を優先とします。

交  通  新宿から中央本線。特急「あずさ」松本行き。

      岡谷で乗り換えて「みどり湖」下車。迎えの車が来ます。

 往路                      復路

・ 9:00 新宿発/11:48 みどり湖着(岡谷経由)  13:35 みどり湖発/16:28 新宿(岡谷経由)

・10:00 新宿発/12:33 みどり湖着(同上)     14:06 みどり湖発/17:08 新宿着(塩尻経由)

・11:00 新宿発/13:30 みどり湖着(同上)    14:38 みどり湖発/17:25 新宿着(上諏訪経由)