2015年度 基督教共助会 京阪神修養会 案内
主題 「敗戦後70年~平和を語ろう~」
アジア・太平洋戦争時、日本のキリスト者も戦争遂行に協力し、自国民に、そして、多くのアジア諸国の民に甚大なる被害と苦しみを与えました。
わたしたちは、今年、敗戦後70年にあたって、このことを悔い改め、同じ過ちを犯すことがないよう、真の平和を作り出すことができる知恵と力を与えてくださいと、主に願い祈るものです。
さらに今年は、多くの憲法学者が憲法違反と指摘し、多くの国民が懸念を抱いているにもかかわらず、政府は安全保障関連法案を国会で成立させようとしています。
これによって、自衛隊は海外で武力行使ができるようになると言われます。
<日本国憲法:第九条>
- 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
- 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
今の政府は、平和憲法に反していく中で、「積極的平和主義」、「国民の命と平和な生活を守る」、「平和安全法制」といった言葉を使い、“平和”でもって“戦争”を語っています。
戦後、これほど、平和憲法がないがしろにされたことはないでしょう。
わたしたちはそのことに深く憂い、聖書の語る平和に、「力を捨て、静まって」耳を傾け、「地の果てまでも戦いをやめさせ、弓を折り、槍を断ち、戦車を火で焼かれる」(詩編46編10節)平和の主を仰ぎ望みたいと思います。
今年の共助会京阪神修養会は、今日、日本の中で一番、米軍基地が集中し、不安と恐れ、憤りの中にある沖縄から、金永秀(キムヨンス)先生をお招きして、お話を聞き、一緒に“キリストの平和”を語り合いたいと思います。
是非、ご参集ください。
*日 時
11月22日(日)夕方5時半より受付
23日(月)午後3時半閉会
*会 場
日本基督教団北白川教会
アクセスはこちらから
*参加費
4千円(部分参加、学部学生は半額)
*申込先
〒606-8266 京都市左京区北白川久保田町3-3 北白川教会
電話・Fax 075-722-1340(北白川教会) 075-691-1507(佐伯勲自宅)
※部分参加の方は、参加の日時をお知らせ下さい。
※申込み締切は11月15日(日)まで、葉書・電話・メール等でお願いします。
※メール・アドレス saeki53@gaia.eonet.ne.jp
※なお、宿泊については各自でお願いします。予約は大変困難な状況です。
※北白川教会で宿泊希望される方は佐伯までご連絡ください。
*金永秀先生紹介
最終学歴:サンフランシスコ神学大学院(米国)Dr. of Ministry課程修了。
職歴:在日大韓キリスト教会京都南部教会副牧師、豊橋教会担任牧師(特別養護老人ホーム「永生苑豊橋」苑長)を歴任。
現在:沖縄キリスト教学院大学教員(人文学部長)。
沖縄に於けるモットー:「在日Koreanである自分と、沖縄の人々、学生たちとの出会いを大切にしたい」
なお、京都南部教会時代、同教会を借りて持たれた「九条オモニ学校」に参加した多数の北白川教会の青年たちと”主に在る”良き交わりをもった。
*修養会プログラム*
11月22日(日)
17:30~18:00 受 付
18:00~18:45 開会礼拝 片柳榮一(北白川教会)
18:45~20:00 講演Ⅰ 安積力也(前基督教独立学園校長)
「自らの闇」を見つめる教育-何が“平和”を生むだろうか-
20:00~20:30 質疑応答
11月23日(月)
8:00~ 9:00 吉田山祈祷会(自由参加:吉田神社今出川通り参道前集合)
9:00~10:30
講演Ⅱ「わかれ道に立って」
原田博充(京都みぎわキリスト教会)
10:30~12:00
講演Ⅲ「在日として沖縄で思う平和」
金永秀(沖縄キリスト教学院大学教員)
12:00~13:30 昼 食・自由時間・交わりの時
13:30~15:00 平和を語る(参加者から)
15:00~15:30 閉会礼拝 佐伯 勲(北白川教会)