開催報告:松本共助会例会報告(5月、6月)〈報告者:下山田誠子〉
5月例会報告
5月15日(水) 松本中央図書館 出席者9名
司会 西村忠彦さん
テキスト『内村鑑三―悲しみの使徒―』若松英輔著
娘ルツの死から非戦の前まで。愛する者を天に送り、霊に満たされて再臨運動へと大きく、力強く前進していく内村の姿に思いを馳せて、皆熱心に語り合った。教会、無教会の壁を越えて、違いはあるも仰ぐ主はただおひとりの思いを強くした。老いを抱えつつも、支え合う暖かな友垣を感謝した会でもあった。
6月例会報告
6月5日(水) 松本中央図書館 出席者9名
司会 西村ときさん
テキスト『内村鑑三―悲しみの使徒―』若松英輔著
詩編64編を読み 開会祈祷を持って始めた。非戦の章に入ったが、正宗白鳥と有島武郎までを読み、関連の感話など皆で語り合った。作者は白鳥に紙幅をさき、有島には短いと感じられたが、公人内村にとって有島の死は許し難いものであったろうが、心中、愛した弟子有島に天にても再会を願っているとも、読みとれた。古来、信仰が論理ではわり切れない人間の複雑さと悲しみをも合わせ持つものであることを思った。それゆえに、主の助けを祈らざるを得ないと感じられた。