光源よ!永口裕子

闇の言葉に取り囲まれ〈我〉を失うまいと身を固くしていると、〈隣人を愛するか〉との御声が聞こえる。おそらくこの安全を手放すところにだけ、主の愛があり、闇に明いたピンホールから差すイエス・キリストという光源を見失わずにいられる。幼な子は暗闇の飼葉桶に眠っている。(会員)