2017年度 基督教共助会 夏期信仰修養会案内
2017年度 基督教共助会 夏期信仰修養会主旨
閉ざされて行く社会の中で
─隣り人と共に生きる─
「あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。」
(マタイによる福音書 第五章十四節)
20世紀において、2度の世界大戦という未曾有の惨劇を経験した私たちは、21世紀こそ、限りなく命の尊厳が守られる世紀となることを願っていました。しかし、世界は無差別テロや民族紛争、そのことによって生み出された難民問題など、かつてない混乱に陥り、不信と憎悪、悲しみと絶望の渦巻く世界へと変質してしまったかのように思えます。
国際社会だけではありません。3.11の東日本大震災によってその是非が根底から問われた原子力発電所は、その問いを放置したまま、次々に再稼働の決定が安倍政権のもとで強行されています。飛散した放射能の影響を受け、甲状腺がんを発症した子どもたちの実態も今なお明らかになっていません。
このような時代、私たちは社会のどこに自らの立つ場所を見出し、暗闇を照らし出す光となることが出来るのでしょうか。闇はあまりにも深く、心が折れてしまうような現実が私たちを襲います。しかし、このような時だからこそ、暗闇を照らし出す光がさらに一層求められているのです。
今年の主題講演者として沢 知恵(ともえ)さんをお招きしました。ハンセン病の方々との出会いの道をなぜ選び取られたのかをお聞きするためです。また、丸山雅子さんに「私の歩み」をお願いしました。十数名に及ぶ子どもたちを引き取り、実の子と同じように育てたその歩みを通して、隣り人と共に生きることの大切な示唆が与えられると思うからです。
さらに、シンポジウムに、三度若い友を招くことの出来る幸いを思います。在日として生きる朴大信(パク デシン)さん、中国の現実を心に刻み続ける飯田仰(いいだあおぐ)さん、韓国から来日し、日本での学びを続ける金珉花(キム ミンファ)さんです。。彼らの語る言葉に耳を傾けながら、私たちそれぞれにとっての隣り人に思いを馳せ、暗闇を照らし出す光をさらに強くすることが出来ればと思います。そして、片柳榮一さんの聖書研究を通して、私たちが立つべき拠り所をしっかりと見つめたいと思います。
友よ、東京府中の地で、再び会い見えることを、又、初めて会い見える友が与えられることを心から望みつつ!
日時
2017年8月1日(火)
14;00(受付13;30)~3日(
所
ホテルコンチネンタル府中 東京都府中市府中町1-5-1 TEL 042-333-7111
主題講演
沢 知恵(歌手、日本基督教団岡山教会員、コモエスタ&ともえ基金代表)
シンポジウム
朴 大信(東京神学大学大学院 修士課程)、飯田 仰(東京神学大学大学院 博士課程)、金(キム) 珉花(ミンファ)(日本留学中)
聖書研究
片柳榮一(聖学院大学客員教授、日本基督教団北白川教会員)
会 費
23, 000円
学生:10, 000円
(2泊3日の宿泊食費・会費。但し必要な方には割引制〈20%〉 もありますので、お申し出ください。)
通い一日参加(食事なし):3, 000円 昼食1, 600円 夕食2, 200円
交通費
各自負担。なお遠距離その他必要な方には、参加者の自由献金によりご援助いたしますので、お申し出ください。
携帯品 聖書、讃美歌、筆記用具、洗面具(浴衣はあります)。
定 員
50名。
申込期間
7月15日(土)必着
(本号のとじ込みのハガキをご利用になり、締切期日を守ってください。電話による申し込みは受け付けません)。
申込・問合せ先
〒245-0008 横浜市泉区弥生台22−3 グリーンハイム弥生台2-203
鈴木幸江方 夏期信仰修養会準備委員会 TEL 045―392―9755(夜9時まで)
注 意
1)申し込み用ハガキの所定欄に必ず自己紹介の文章を書いてお申し込みください。
内容、書き方は自由です。参加者全員の自己紹介をプリントして会場で配布し、自己紹介時間の節約に役立てる予定です。
2)会費は会場で申し受けます。
3)全期間参加を優先とします。