第5回青森共助会のご案内
里の桜の季節は過ぎましたが、山は若葉が芽吹き、山桜が彩を添え、りんごの花が盛りを迎えています。この北国青森にも、ようやく風薫る五月がやってまいりました。この度、第5回青森共助会を開催することとなりましたので、皆さまにご案内申し上げます。
青森共助会は、2013 年1月に第1回の集会を実施して以降、2015 年1月、同年10月、2016 年5月に実施してまいりました。5回目の開催となる今回は、韓国より姜信範先生を講師にお招きいたします。
姜先生は、韓国の堤岩(チェアム)教会で32年間牧師を務められました。堤岩教会は、1919 年4月、三・一独立運動を取り締まる日本の憲兵隊が引き起こした堤岩里(チェアムニニ)事件の現場となった教会です。堤岩里事件とは、独立運動を根こそぎにしようとした日本の憲兵隊が、独立運動に積極的だった堤岩教会の信徒を教会堂に集め放火・発砲、20数名の尊い命を奪った虐殺事件です。犠牲となられた方々は解放の日を迎えることなく、残された遺族の方々は一家の働き手を失ったばかりか、「イエスを信じて滅びた家」と蔑まれ、植民地当局の厳しい監視の中で声を上げることも許されず、二重三重の苦しみの中でもがき続けるほかなかったのです。姜先生は、1980 年に堤岩教会に赴任して以来32年間、堤岩里の皆さんとともに祈り、堤岩里事件を語り継いで来られました。
和解は、国対国の主張や合意によってではなく、一個の人格と人格との交流によってのみ、可能となるものです。その人格の交流が、キリスト的な人格の交流へと変えられるとき、真の和解、まことのゆるしの業がなされるのではないでしょうか。姜先生のお話を聞き、歴史的事実を知り、祈りに連なってまいりたいと願っています。どうぞご参加下さい。
講師紹介
姜 信範(カン シンボム)先生は 1941 年、韓国忠清南道論山(ノンサン)市生まれ、協成(ヒョプソン)神学大学院卒業、1980 年、基督教大韓監理会堤岩教会赴任、2012 年隠退まで 32 年間同教会牧師を務める。1987 年、北白川教会で説教、共助会夏期信仰修養会で特別講演を行っている。
日 時・スケジュール
6月17日(土)
・受 付 12:30~13:00
・開会礼拝 13:00~14:00 金 美淑
・講 演 14:00~15:30 姜 信範 …… 質疑応答
・閉会祈祷会 15:30~16:00 川西 健登
参 加 費
大人 1,000 円 (後日冊子を作成の上参加者にお送りいたします)
申し込み
6月16日(金)までに 090-7077-8703(工藤携帯)に連絡願います。
問い合わせ
090-7077-8703(工藤携帯)まで。
会 場
青森市西部市民センター
会場までのアクセス
住所 〒038-0042青森市大字新城平岡 163-22
JR青森駅から
・青森市営バス:6番乗場より西部営業所行き⇒西部市民センター前下車口弘南バス:9番乗場より五所川原行き、または黒石行き⇒西部市民センター前下車(約 20分)
JR新青森駅から
・青森市営バス:南 口2番乗場より西部営業所行き⇒西部市民センター前下車、薔弘南バス:南 口2番乗場より五所川原行き、または黒石行き⇒西部市民センター前下車(約 5分 )
JR奥羽線津軽新城駅から徒歩7分 (600m)
お車でお越しの方:駐車場には余裕があります。