【2025年度京阪神共助会信仰修養会案内】主題「だから目を覚ましていなさい― 戦後八十年を省みつつ」
今年は戦後80年の節目の年だと言われます。私たちの国は、その無謀な戦争の企てが悲惨な結末を迎えて、瓦礫の中から新たに出発し、80年を経ました。世界は国際連合を結成し、世界人権宣言を基盤にした新たな世界秩序の下で歩み出し、日本も、世界の歩みに加わるべく、主権在民の新憲法を制定し、これまでのアジアへの侵略の反省に立ち、新たな平和の道を模索する歩みを始めました。しかしそれから80年が経ち、今日本も世界も大きな試練の時にあります。これまでの80年の歩みを否定し、それに逆行するような暴虐な歩みが大手を振るっています。世界は、先の見えない暗がりのなかに迷い込み、その中で暴力と欺瞞が渦巻いています。戦後80年の節目の今、私たちは平和と生命の尊厳を第一とすることが如何にして可能なのかを、あらためて問いかけられています。
そのような中で私たちは今年も、京阪神基督教共助会の信仰修養会を持とうとしています。主題は、「だから目を覚ましていなさい― 戦後80年を省みつつ」としました。この混沌とした渦に巻き込まれた私たちに求められているのは、安易な望みに身を委ねることでも、また途方にくれ望みを失って閉じこもることでもなく、なお「目を覚ましていなさい」(マタイによる福音書24章42節)と呼びかける声に耳を傾け、その声に応じて
立ち上がることだからです。聖書の世界を生きた人々はみな、このような瓦礫のなかで、自らの殻の外に引きずり出され、呼びかけの声に応じたことを思います。
記
日時 11月23日(日)―24日(月、祝日)
場所 日本基督教団 北白川教会
プログラム
23日(日)受付 5時半より
6時 開会礼拝
7時―8時半 主題講演「だから目覚めていなさい」 片柳榮一
24日(月)
9時 シンポジウム「戦後八十年の今、私たちに問われていること」山本精一ほか
10時半―11時半 質疑応答
12時 昼食
13時― 15時 懇談会
15時― 15時半 閉会祈祷会
参加希望者は11月15日までに
〒606―8266 京都市左京区北白川久保田町3―3北白川教会内 京阪神共助会信仰修養会係まで
全参加(23日昼食を含む)か部分参加を記載の上、お申込みください。
参加費 全参加 三千円(学生半額) 部分参加 一千円
宿泊は各自で手配をお願い致しますが、少数宿泊施設を確保しておきますので、手配の難しい方はお早めにお申し込みください。
連絡先☎ 北白川教会(075―722―1340)あるいは 片柳榮一 (075―922―4221)
