京都共助会例会報告(2月、3月)〈報告 片柳榮一〉
京都共助会例会報告(2月、3月) 〈報告 片柳榮一〉
2月例会
2月例会は奥田成孝先生の「鈴木淳平兄の御葬儀に際して」(『一筋の道を巡る』176~179頁)と題して、井川満さんにお話しいただきました。
「友達というものはどこにでもいるものではないとは重いことばと思う。私共はこの先生の言葉に勝ち取られたのであろう……先生との間に何も拘束的なものはなかった。あったとすれば友達というものはそうどこにでもあるものではないとの言葉の中にこもる先生の主に在る友情の拘束であった。私はその友情の拘束の下卒業後も京都に残ることになった。恐らく鈴木君も心中同じ拘束の下にあったのであろう。」
出席者12名
3月例会
3月例会は、私、片柳の発表で「霊魂の記録」(同書159~166頁)をお話しさせていただきました。
「今このような言葉(神と魂とを知ろうと思う)をいうとすぐに非現実的な非社会的な極めて個人的なことと言われてしまうむきがあるが私はそうは思わない。神と人格的な出会いをなすその核心部分―従ってそれは全人格的な生活意義をもたらさずにはおかないと思うからである。神とどうかかわるか、それによってその人の人生記録は全く変わってくる。その根幹をなすものが神と霊魂とを知るということにしぼられてくる」
出席者10名