‖ 2023年度 基督教共助会 夏期信仰修養会 ‖

◆主 題 

預言者エレミヤを導かれる神― 苦難の時を経て、新しい契約へ ―

◆主題聖句

「もしわたしが、(民に対し)『主のことは、重ねて言わない、このうえその名によって語ることはしない』と言えば、主の言葉がわたしの心にあって、燃える火のわが骨のうちに閉じこめられているようで、それを押えるのに疲れはてて、耐えることができません。」(エレミヤ書20:9口語訳)

◆主旨文

冒頭に掲げた御言葉は、イスラエル民族のバビロン捕囚期に生きた預言者エレミヤの言葉である。背きの罪を重ねる民に、神から命じられるままに、神への立ち帰りを迫るエレミヤの想いを語り得て余りある。

しかし、民は、エレミヤの言葉に耳を貸すことはなく、滅亡の道を歩んだ。呼びかけても呼びかけても、その呼びかけは虚しくエレミヤに帰って来た。それどころか、嘲笑され、迫害を受け、獄に入れられ、命まで奪われそうになる。そのあまりの過酷さゆえに、エレミヤは呟く。

「わたしの生れた日はのろわれよ。母がわたしを産んだ日は祝福を受けるな。……なにゆえにわたしは胎内を出てきて、悩みと悲しみに会い、恥を受けて一生を過ごすのか」と。(エレミヤ書20:14―18口語訳)

この夏、私たちは、預言者エレミヤを取り上げる。神の言葉を語らずして生きることが出来なかったエレミヤ、しかし、それがために訪れた己の生をも呪う苦悩。それは、イスラエルを愛し、イスラエルの民を愛し、裁きによって訪れる民の苦しみをも自らのものとしたが故に、神との間で引き裂かれた生を生きたことによる。

しかし、私たちの学びは、苦悩を知るに止まらない。その苦悩を経るが故に、裁きを基とした旧き契約から、恵みと赦しを基とした新しい契約の道へと導き入れられるのを知らされているからである。

「来るべき日に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこれである、と主は言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの胸の中に授け、彼らの心にそれを記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。そのとき、人々は隣人どうし、兄弟どうし、『主を知れ』と言って教えることはない。彼らはすべて、小さい者も大きい者もわたしを知るからである、と主は言われる。わたしは彼らの悪を赦し、再び彼らの罪に心を留めることはない。」(エレミヤ書31:33―34新共同訳)

友よ、闇に覆われたかのような国内外のただ中において、預言者エレミヤと神との新しい約束に今一度心を傾けようではないか。そして、共に祈り、語り、学び合いながら、自らの立つ位置を定め、明日を生きる力としようではないか。

[2023 年度 基督教共助会 夏期信仰修養会 案内]

主  題  預言者エレミヤを導かれる神 ―苦難の時を経て、新しい契約へ

  時   2023 年8 月9 日(水)午後2時(午後1時受付開始)~11 日(金・休)午後1時

  所   小諸グランドキャッスルホテル 長野県小諸市古城1-1-5 ☎ 0570 - 082 - 780

開会礼拝   朴 大 信(日本基督教団 松本東教会牧師・元児童養護施設職員)

主題講演   片柳榮一(日本基督教団 北白川教会員)

応  答Ⅰ  小友 睦(日本基督教団 二戸教会牧師)

応  答Ⅱ  高橋伸明(介護福祉士・日本基督教団 土佐教会担任教師)

応  答Ⅲ  石田真一郎(日本基督教団 東久留米教会牧師)

早天礼拝Ⅰ  齊藤 凜(保育士・日本基督教団 北白川教会出席)

早天礼拝Ⅱ  林 香苗(会社員・日本基督教団 松本東教会出席)

友に聴く   韓国の友を囲んで(予定)

閉会礼拝   飯島 信(日本基督教団 小高伝道所牧師・浪江伝道所兼務)

会  費  25, 000 円  学生:10, 000 円

       2 泊3 日の宿泊食費・会費。但し必要な方には割引制〈20%〉もありますので、お申し出ください。

       通い参加:3,000円 学生1,000円( 食事なし) 昼食 2,000円 夕食 3,146円(バイキング)

交通費  各自負担。なお遠距離その他必要な方には、参加者の自由献金によりご援助いたしますので、お申し出ください。

携帯品  聖書、讃美歌21、筆記用具、洗面具(浴衣はあります)、マスク等

定  員  40 名

申込期間  7 月20 日(木)(本号のとじ込み葉書をご利用になり、締切期日を守ってください。電話による申し込みは受け付けません。)

申込・問合せ先 〒245-0008 横浜市泉区弥生台22−3 グリーンハイム弥生台2-203

      鈴木幸江方 夏期信仰修養会準備委員会 TEL 045 – 392 -9755(夜9 時まで)

注  意 1)申し込み用ハガキの所定欄に必ず自己紹介の文章を書いてお申し込みください。内容、書き方は自由です。参加者全員の自己紹介をプリントして会場で配布し、自己紹介時間の節約に役立てる予定です。

2)会費は会場で申し受けます。

3)全期間参加を優先とします。

交  通 東京から北陸新幹線 軽井沢より、しなの鉄道小諸駅下車 懐古園の隣、徒歩5分

ホテルホームページ参照 :https://www.itoenhotel.com/komoro/