開催報告:青森共助会例会報告(9月)〈報告:小笠原浩平〉

9月19日(木)小笠原宅にて

出席者2名

奥田成孝先生『「一筋の道」を辿る』から「土の器におさめられた証書」(『共助』1972年7月号)を読んで

南ユダ王国の滅亡寸前に、エレミヤは、自分の郷里のアナトテ付近の土地を、エレミヤのいとこのハナメルから買う。その土地は当時、カルデア人などの敵軍が攻略しそうな土地であった。それは、いくら神の言葉に従ったとはいえ、常識では考えられない行為だった。何故そのようなことを? その時はその土地は荒れ果てた何の役にも立たない土地だが、やがていつの日か、それが意味をなすことになると。エレミヤは、その人間的には絶望の状況の中にあって、それを越えて神の支配を信じている。この話から学んだ教訓は、私たちの何でもないような隠れた行為や、また残した文書も、何10年後、何100年後には、神に対し、また人々に対し、たいそう有意義な意味を持ってくるということです。それにしてもエレミヤの生涯は、神の言葉に引き回され壮絶なものだった。