開催報告:京都共助会例会報告(9月)〈報告:片柳榮一〉

9月例会はK・Rさんに、奥田成孝先生の「生命の希望」を語っていただきました。

「散りて宿ると云ひ旅人と云へば信者のこの世に於ける存在はいと憐れに感ぜらるる。基督にある生命の希望に生きる信仰確信からは別、この世を標準としてみるならば確かに寄寓者との感に外ならぬ、そして、五十年六十年の人生を標準として人生観をたてて世を送るものと天を、墓のかなたを、永遠を墓としてこの世の生活を割り出す信者とが共に住むとき、ここに意見の分離あることは当然と云はねばならぬ。されば真の信仰の存する処苦難又戦ひはこれにつきものと云はねばならぬ」。

出席者10名。