京都共助会例会報告(10月)〈報告:片柳榮一〉

10月例会は若林義男さんの発表で、奥田先生『「一筋の道」を辿る』50頁の「基督教会に求めらるゝもの」を学びました。「今や全世界をあげて時代苦を深刻に経験しつつある時との時代を荷ひて、これを乗り切る強力なる政治家が如何にか求められ、歓迎せられていゐるが如く、我ら基督教界にも、内、基督者の悩みを代表し、外、時代苦を救ひうる一人のルーテルを求める所、深きものがあるのではなからうか。それは勿論この世の雄者の如き花やかな存在ではなく悲哀の人、主の僕の姿を負ふ所のものである。この人こそ基督者を真に生かすものとならう。そして、これ独り基督教界の幸ひたるに止まらない。」(出席者13名)