松本共助会例会報告(10月)〈報告:下山田誠子〉


10月26日 ( 火曜日) 松本中央図書館10時~12時

出席6名。ロマ書11章17~18節。

テキスト『日本人にとってキリスト教とは何か』NHK新書 若松英輔著

新しいテキストを今日から始めた。久しぶりの出席者もあり懐かしい顔合わせでもあり皆喜び合った。 

序章、初めにと題する全体の見取図を読んだ。このテキストは作者と深い交わりを持つ著者が、遠藤周作『深い河』から考えると副題をつけている。日本人の霊性について、岡倉天心や鈴木大拙らの先人が見出し、世界に発信した日本文化からも影響を受けていることも改めて学んだ。

巻頭言で示された詩

このみち

このみちのさきには、大きな森があろうよ。
ひとりぼっちの榎えのきよ、このみちをゆこうよ。
このみちのさきには、大きな海があろうよ。
はす池のかえろ(かえる)よ、このみちをゆこうよ。
このみちのさきには、大きな都があろうよ。
さびしそうなかかしよ、このみちを行こうよ。
このみちのさきには、なにかなにかあろうよ。
みんなでみんなで行こうよ、このみちをゆこうよ。

(金子みすゞ童謡集 このみちをゆこうよ JULA出版局148~149頁)