第17回新潟共助会報告〈10月〉報告:鈴木 孝二

時 2022年10月22日(土)午前11時から午後2時半

所 新潟教会(日本基督教団)2階礼拝堂

出席者 21名(内、初めての方3名)半年振りコロナ対策をして第17回を開催した。

(Ⅰ)弟一部(午前11時~正午)司会:近藤忍

・賛美 讃美歌2157番(ガリラヤの風かおる丘で)

・聖書 新約聖書ヨハネ福音書21章22節

・発題 「私にとっての瓜生山・吉田山 ― 京都・北白川教会祈りの場」

・担当 中滝孝明(加茂市在住・家庭集会他)

配布資料をもとに、北白川教会に導かれ、祈りの山瓜生山、吉田山の祈祷会に出席するようになったことを語る。

1 はじめに 自己紹介を兼ねて受洗するまで

徳島県に生まれ高知県の高専を卒業し、埼玉大学の3年に編入。大学の聖書研究会に出席する。その後、無教会集会に出席し、さらに浦和福音自由教会で受洗する。日曜日は終日教会で同世代と過ごす。大学時代、飯沼二郎氏の本『キリスト者と市民運動』に出会う。 『共助』誌などから小笠原亮一先生のことにも触れる。

2 その後の歩み 加茂市役所に就職する。早期退職し、京都市、徳島県、新潟県で生活。この間、『共助』誌発送の事務局のミスから、京阪神共助会修養会出席となる。その修養会は、小笠原亮一先生の記念会であった。そこより、北白川教会の「夜の祈祷会・早天祈祷会(瓜生山・吉田山)」に導かれる。

3 私にとっての瓜生山・吉田山を語る

北白川教会の歴代牧師を紹介する。奥田成孝、小笠原亮一、佐伯勲牧師のこと、その先生方と二つの祈りの山での祈祷会について話す。特に、1924年6月14日、「京都共助会」の設立の翌朝、「吉田山」に集まっての早天祈祷会が全ての出発点であったことを紹介する。そして、熱河伝道に献身した沢崎堅造のこと、それに関わる本を編集出版した飯沼二郎について再度触れる。(『熱河宣教の記録』など)

そして「なぜ私は祈祷会へいくのか」と自問自答しての瓜生山・吉田山に向かう姿、イエス・キリストとのやりとりは、私たちを打つものとなる。中滝さんの信仰の深みの表明であり、主イエスとの祈祷での交わりである。

配布資料での参考1での瓜生山への登り方、吉田山への道筋の紹介は、ぜひ体験したくなるものであった。また、参考2、3での小笠原亮一牧師の言葉、マザー・テレサのことばは、心つものとして今も残っている。初参加の宍戸美穂さんの応答の感想には、みなさんが共感し、中滝さんの発題への感謝を表すものとなった。

次に第2回「ギリシャ語初歩の初歩の学び」(大塚良子担当)を行う。①初回ギリシャ語のアルファベット、小文字を学んだことより今回は大文字をみんなで声を出して読んだ。②次に「聖書の中のギリシャ語固有名詞」10個(イエス・キリストからヨルダン川まで)同じく大きな声で読む。マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの発音など興味深い。③最後、マルコ9:24、ヨハネ16:7、ヨハネ18:38のギリシャ語原文を語尾変化も含めて共に読み学ぶ。大塚さんの教え方のうまさにも拍手である。短い時間とても要領よくまとめられる。

(Ⅱ)弟二部(午後1時~2時半)

楽しいランチタイムと古本交換会(国分さんの労による)の後、第二部を行う。今回も三つのグループに分かれて実施する。自己紹介と近況報告、みんなで考えたい事柄の話をする。その後、全体会で各グループの司会者より報告してもらう。

主に2つのことを記す。

①『共助』誌の読書会を開催したい。

②旧統一教会のことは無関係ではない。私たちもしっかり考えるべき問題である。

最後、田渕松実さんより、飯島委員長の赴任した福島県の浪江・小高伝道所を訪問しての様子を聞く。会計報告をし、小淵康而牧師の閉会祈祷をもって終了する。

(日本同盟基督教団 北新潟キリスト教会員)