随想

【感想】修練会感想 佐伯 勲

修練会感想 佐伯 勲

北白川教会の激動の一年が終わり、しかし、新年度4月に入っても状況は変わらず、それでも、6月に入って、ようやく何とか2019年度の役員体制が整ったところで、力尽きたみたいで、何に対しても無気力、誰とも会いたくない、心身が不調になってしまいました。そういう状態でしたから、韓日共助会修練会参加は、とても無理だと考えていたのですが、ただ、大変申し訳ないのですが、皆さんとは別の目的で行くことにしました。それは、「洪 彰義先生に会いたい」。実は、一年前、この韓日修練会準備のため、飯島さんと一緒に渡韓の予定でしたが、出発のその日(6月10日)に教会員の方が召されまして、私は葬儀の方が大切と考え、韓国に行きませんでした。それまで金 美淑さんが何度か、ソウルの洪先生、大邱の尹鍾倬先生を問安し連絡を取ってきてくださっていたので、そのお二人の先生に会いに行く予定でしたが、残念ながら私は会えなかったので、今度こそは〝会いたい〟の一念で行くことにしたのです。6月10日の夕食会に洪先生は来られました。本当に夢みたいで、月並みの言葉ですが「マリ オプソヨ!」掛ける言葉がありませんでした。こういう時は、言葉が無くていいんですよね!

サプライズがもう一つありまして、至福の夕食の後、ホテルに帰りましたら、お一人のご婦人が訪ねて来られました。イ・ジョンウンという先生で、何と、25年前の1994年、私が韓国延世大学語学堂に留学していた時、二級の担任の先生でした。何と、洪先生と同じマンションに住んでおられて、ある時、洪先生が香隣教会に通っておられることが話題になって、「語学堂に通っていた年を食った学生で、日曜日は香隣教会に通っていた佐伯という日本人を知っているか」「もちろん知ってる」ということで、世間は狭いですね! この出会いも、金美淑さん、崔秀蓮さんが連絡を取っていただいたお陰でありまして、私とイ・ジョンウン先生、金 美淑さん、崔 秀蓮さん、四人の至福のソウルの夜は過ぎていきました。何か25年前に戻ったようなソウルでの一日でした。すみません。その日で力尽き果ててしまって、翌日午後のプログラム、翌々日の大邱は行けませんでした。尹先生、ごめんなさい!

今回の旅行、よっぽどどうかしていたのでしょう。往きの関空でeチケット紛失、大騒ぎ(胸ポケットにあった)、ソウルのホテルのルームキー・カード紛失、大騒ぎ、再発行(パスポートに挟まれてあった)、そして帰りの飛行場は仁川空港ではなく金浦空港。勘違い、思い込みでした。タクシーで高速道路をすっ飛ばしてギリギリ間に合う。最後、京都へ帰るリムジンバスにはお土産袋を忘れる……。