随想

【感想】韓日修練会に参加して思う 下山田 誠子

6月10日から韓日修練会に出席してきました。

日韓の共助会に連なる方々との交わり、共助会の今日までの歴史を振り返り、新しい方向を模索する、そして友情を確認する会でありました。四年前の済州島の集まり以来、時代も変わり、交わりの形も変わってきた感がありました。以前と同じようにはいかなくても、歴史に留めおきたい数々のできごと、そして、新しく違った形で開かれていくであろう主に在る交わりについても考えさせられました。

有能な通訳者にも恵まれて、温かく感謝に溢れた4日間でした。そして病院に尹 鍾倬(ユンジョンタク)先生をお見舞いできたことはとりわけ嬉しいことでした。共助会精神の生き証人でいらっしゃいます。奥様に付き添われてとても良いお顔をしていらっしゃいました。前日までお見舞いできる状態が、危ぶまれた、ということでしたので、主のお計らいと感謝でした。

今の日程を終えてから私はソウルの旧友であるK先生をお見舞いすべくお電話をすると、奥様が取り次いでやっと電話口に出て下さった。K先生は「もう誰にも会えない、さようなら、ありがとう……」と消え入りそうなお声で胸がつぶされました。夫の留学中から親しくさせて頂き、夫人のHさんは、日本と日本人が大嫌い、ということも存じでいました。昨年ソウルをお訪ねした時、ハングルと日本語で讃美歌を歌い、ハグしてお別れしたのでした。ゆるしと和解は、私自身抱えつづけているテーマです。帰国後、7月初め、H夫人からK先生の訃報が届きました。日韓の間で様々な苦しみ……を、友情を育んでくださった敬愛する友人でした。お会いした40年前三・一独立運動も無知だった私に「本当に何も何も知らないのですか?」と驚かれたK先生、歴史認識の無知ゆえのこの温度差にいたく恥じ入ったことが痛みとして思い出されました。

今回の訪問で残念だったのは、済州島で準備すべてに労して下さった友人・徐 順台(ソスンテ)さんのお姿がなかったことでした。主のお守りを祈りつつ、またいつの日か、再会できたら嬉しいと思っています。

政治的関係が急激に悪化した今日ですが、、先達・主に在る友人の方々が涙をもって祈り聞いてくださったこの友情の道を大切にしたいと願います。