寄稿 キリスト教愛真高校

キリスト教愛真高校との出会いについて 飯島 信

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2017年1月、若い友に誘われて初めて愛真高校を訪れました。2015年3月に訪れた基督教独立学園よりさらに小さな高校でした。昨年10月、愛真を再訪し、今年5月、三度愛真を訪ねました。生徒たちと出会いたいと思ったからです。

 着いた日の夜の夕礼拝で、小野寺珠希さんから「夕会ノート」に書かれた感話を聞きました。私が住む立川からほとんど1日かけて辿り着いた愛真でしたが、私はこの話しを聞けて満ち足りた思いがし、このまま帰っても良いとすら思いました。話しの中で、受刑者のどの詩を選んだら良いか、彼の言葉を受け止め得るものが自分にあるのかの心の中の葛藤を聞き、また〝愛〟という言葉を発する時のためらいの中に、瑞々しい感性を感じました。

それ以外に、ここに紹介する他の3名の生徒の感話にも、初めて読んだ時、強く心が揺さぶられました。先のわずか半日の独立学園を訪れた時の感想は、2015年度の総会開会礼拝で述べましたが(『共助』2015第4号・6月発行)、その時に感じたものと同じものを愛真でも感じ続けています。

今年9月、愛真を四度(よたび)訪れたいと思っています。1月の冬、10月の秋、5月の春、そして最後に夏と、愛真の四季を生徒と共に味わいたいからです。