《立川教会の「青年の夕べ」について》飯島 信

2020年6月から2021年3月までの期間、立川教会では毎月第4週の夕礼拝を「青年の夕べ」とすることを役員会に諮り、承認されました。当日は午後6時から自由に夕食(カレーやおでんなどの軽食)を取っていただき、費用は自由献金としました。不足分は教会会計から補います。

企画の発端は、立川教会とは直接関わりのない2人の若い友人と相談し、青年による青年のための夕礼拝を実現したいとの願いからでした。当初は、彼ら2人と私の3人でも良いと思っていました。ところが、始めてみると、友が友を呼び、毎回青年を中心として10数名の若者が集う場となりました。

今回紹介するのは、8月に行った小林詩音さんの感話です。現在大学院の修士で学ばれていますが、来春、教職に就かれます。すでに5人の青年の感話を聴き、一つの驚きがありました。彼らはなぜこれほどまでに自分の内面を見つめ、そして抱えている問題を自己開示出来るのかという事です。10月に感話を担当された青年もそうでしたが、私は、若い人々が置かれているこの時代と社会の現実を、何も分かっていないことを思い知らされています。

感話の後で私はショート・メッセージを語ります。私にとってこれまで歩んで来た中での人生のテーマとも呼ぶべき内容を彼らに踏み台として差し出し、乗り越えて行って欲しいとの願いを持って準備しています。(日本基督教団 立川教会牧師)