第8回韓日基督教共助会修練会特集

入会式 自己紹介 尾崎真理子

私は1959年12月、韓国で生まれました。日本における人生の旅は、仕事で来韓していた尾崎さんとの出会いから始まりました。資料翻訳のアルバイトを通じて出会い、その縁が結婚へと発展し、1987年に来日し、1988年には新たな国、日本に帰化しました。日本での生活は容易ではありませんでしたが、たゆまぬ努力と決意で多くの障壁を乗り越え、会社を立ち上げ、やがては東急ハンズや日産自動車、オートバックスといった大手企業と取引をするまでになりました。また、TVショッピングのQVC向けに女優の田中美奈子さんを起用した化粧品製造販売を手がけるなど、事業を多角化していきました。

2008年頃に忠チュンチョン清大学の先生から私の会社に、ここは地方の大学なので学生たちに夢と希望を与えるために日本の企業にインターシップの道を開いて貰えませんか、という熱心な求めが有りました。そこで、日本の那須のサンバレーホテルと東京の免税店にインターシップが決まりました。しかし、学生たちの泊まるところが無かったので、急いで自分のマンションを提供するために直ぐに私は引き渡して、彼らが入ってすぐ生活出来るように、家電、布団、食器などをそのまま置いて使用して貰いました。学生たちは熱心に研修を受けたので、そこに就職することに繋がりました。大学の先生の話では、それから日本の学科の人気が急に全国から高く有名になりましたと、とっても感謝されて嬉しかったものです。

私の人生において、2009年は特別な年でした。日本での洗礼は、新たな信仰と生きがいをもたらしてくれました。

そして、10年前、東京大学の李(イ) エリア先生の聖書と祈りの会で木村葉子先生に出会い、そのご縁から共助会という大切なコミュニティの一員となることができました。共助会を通じて、「緑の牧場」への招待を含む数々の特別な体験をさせていただきました。これらの体験は、生涯忘れることのない宝物です。特に、「緑の牧場」の子どもたちが「初めて飛行機に乗り、初めて外国へ行き、初めてホテルに泊まり、一生忘れない経験をさせて頂き感謝でいっぱいです。」と、日本に来た日のホテルで、喜びに満ちた、涙で話してくれた時のその姿は、私の心に深く刻まれています。

この場を借りて、過去に私たちを支援してくださった皆様に心からの感謝を申し上げます。また、親から見放され、信頼していた人々に裏切られた子どもたちにとって、皆様の支援は計り知れないものでした。皆様のお力添えなくしては成し遂げられないことで、大変感謝しています。後日、牧場指導者の酷い不祥事があったことを知り、深く心痛み子どもたちのため主の導きを祈らせていただいています。

共助会の一員として、私は皆様と比べてまだまだ未熟者ですが、この素晴らしいコミュニティに貢献できるよう、出来る限り努力して参ります。今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。