2025年度 基督教共助会 夏期信仰修養会
◆主 題
和解
―キリストの十字架による赦しに押し出されて―
◆主題聖句
「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。互いに愛し合いなさい。これがわたしの命令である。」(ヨハネによる福音書 第15章16―17節)
◆主旨文
戦後、80年を迎えた。この節目の時、私たちは和解に生きた先達らを思い、そして今を生きる友を思う。
先達とは、中国・熱河の地にて宣教の業を担い、殉教の死を遂げた沢崎堅造であり、韓日の和解の道を歩み続けた和田 正、沢正彦である。友とは、戦争捕虜への許しと和解の労を担い続けている伊吹由歌子さん、韓日の架け橋としての使命を負って日本にやって来た李炳墉(イビョンヨン)、鈴木善姫(ソ ンヒ)、金美淑(キ ムミスク)、李相勁(イサンキョン)さんである。
さらに今、私たちには韓国共助会再建の任を負ってくださる裵貞烈(ベチョンヨル)さん、故李仁夏(イ インハ)牧師の祈りに覚えられている宋富子(ソンプジャ)さんがいる。この小さき群れに何と多くの韓国の友らとの交わりが準備されているかを思う。その恵みを無駄にすることなく、韓日の和解の業をさらに推し進めたいと願うのである。
隣国との関わりだけではない。暴虐な嵐が吹き荒れ、戦乱が相次いで起こり、それを止とどめるいかなる力も国際社会が持ち得ずにいる今、問われているのは己の足元から出来る平和への取り組みである。すでに久しく戦乱と困窮の中にあるミャンマーの人々への支援を生活の場から呼びかけ、実践している友がいる。そして、昨年の修養会で知らされたパレスチナ問題に関わる「ソムードの集い」の友もいる。彼らの活動から教えられ、励まされながら、心を傾けて歩みたいと思う。
さらに、すぐ隣りには、助けを必要としている人々がいる。ひと言の声かけ、一筆の励ましが、どれほど力になるかを思う。主に在る友情に生きる私たちは、その輪をさらに内に、外に、力強く広げることが出来ればと祈るのである。
この夏私たちは、日本キリスト教史上、数多くの重要な会議の場所となった日本YMCA東山荘で、新たな出会いが与えられる。友よ、それぞれが負う現実をそのままに、集おうではないか。祈り、讃美し、語らうことによって、韓日、そして私たちの明日への希望を見出す時としようではないか。
[2025年度 基督教共助会 夏期信仰修養会 案内]
主 題
和解―キリストの十字架による赦しに押し出されて
時
2025年8月7日(木)午後2時(午後1時受付開始)~8月9日(土)午後1時
所
国際青少年センターYMCA 東山荘 静岡県御殿場市東山1052 ☎ 0550-83-1133
開会礼拝 石田 真一郎(日本基督教団 東久留米教会牧師)
シンポジウム 「和解に生きた先達を語る」
シンポジスト 片柳 榮一(日本基督教団 北白川教会員)
シンポジスト 安積 力也(元基督教独立学園高校校長)
早天礼拝Ⅰ 光永 豊(大学職員)
早天礼拝Ⅱ 阪田祥章(よしあき)(日本YMCA同盟職員)
感 話Ⅰ 鈴木善姫(ソンヒ)(日本基督教団大井町教会牧師)
感 話Ⅱ 北中晶子(国際基督教大学教会牧師)
韓国の友を囲んで 裵貞烈(ベチョンヨル)(テジョン・韓南大学教員) 他
報 告 長田恵理子(国際基督教大学学生)
閉会礼拝 飯島信(日本基督教団 小高伝道所・浪江伝道所牧師)
会 費 25, 000円 / 学生:10, 000円 (2泊3日の宿泊食費・会費。各室ツイン・バス・トイレ付)。
但し必要な方には割引制〈20%〉もありますので、お申し出ください。
通い参加:2,000 円 学生1,000円 昼食 1,430円 夕食 2,640円 朝食 1,320円
交通費 各自負担。なお遠距離その他必要な方には、参加者の自由献金によりご援助いたしますので、お申し出ください。
携帯品 聖書、讃美歌21、筆記用具、洗面具、マスク等
*浴衣、歯ブラシ、バスタオル・フェイスタオル・リンスインシャンプー、ボディシャンプーあり。
定員 40名
申込期間
7月25日(金)(本号の申し込み用葉書をご利用になり、締切期日を守ってください。電話による申し込みは受け付けません)
申込・問合せ先
〒245-0008 横浜市泉区弥生台22 − 3 グリーンハイム弥生台2-203 鈴木幸江方 夏期信仰修養会準備委員会 TEL 045- 392-9755(夜9時まで)
注 意
1)申し込み用葉書の所定欄に必ず自己紹介の文章を書いてお申し込みください。内容、書き方は自由です。参加者全員の自己紹介をプリントして会場で配布し自己紹介時間の節約に役立てる予定です。
2)会費は会場で申し受けます。
3)全期間参加を優先とします。
交 通 アクセスマップ
【往 路】
東京9:32 発-国府津10:45 着(JR)10:50 発-御殿場11:40 着(JR)
東京10:27 発-国府津11:39 着(JR)11:50 発-御殿場12:43 着(JR)
※ 12:00・13:00 マイクロバス(定員22 名)・車の出迎えがあります。
【復 路】
御殿場13:27 発-国府津14:23 着(JR)14:37 発-東京15:47 着(JR)
御殿場14:19 発-国府津15:11 着(JR)15:19 発-東京16:38 着(JR)
※ 13:00・13:50 マイクロバス・車で送ります。
