2020年「佐久学舎聖書研究会」の開催について
『共助誌』本年第4号(6月発行)で、今夏佐久学舎開催可否についての判断の目安として、「国内で新たなコロナ感染者が出なくなるという点を重視したい」とお伝えいたしました。しかしその後現在に至るまで、残念ながらその要件を満たす兆しは全く見当たらず、収束の見通しさえ立たないのが現状です。それ故に、「今年度の「佐久学舎聖書研究会」は開催しない」(佐久学舎「食堂棟、山本ハウス」は閉鎖します)ことといたします。
しかし、一堂に集まることは出来なくても、開催予定日であった8月16日(日)夕~22日(土)昼までの間で少なくとも一回は、それぞれの場にあって、時を同じくして、あたかも佐久学舎にあって相まみえているかの如く互いを覚え、心を高く上げて、共同の〝祈り〟と〝黙想〟の時をもちたいと願っています。
そのために、「誘い水」として8月初旬に、川田殖先生と世話人から「勧めの文」をお送りしたいと思います(さしあたり昨年度の参加者に送る予定ですが、それ以外にもご希望の方は一報ください)。
今まで隠れたところで様々に祈りおぼえてきて下さったこと、そして一人一人がこの一年の歩みを今に至るまで守り通されてきたことへの感謝を深くして、この時をもちたいと思います。今夏佐久学舎への心ぞなえをされてきた友たち一人一人のことを世話人一同この時にあたって深くおぼえたいと思います。聖霊のとりなしを切に願いつつ、以上のようなかたちでの共同の祈りと黙想のときを提案いたします。
どうぞ、このコロナ禍の状況の中で、お一人お一人の生活が守り支えられ、そしてそれとともに内外の他者への想像力を働かせて、ともに助け合うことができますように。再会の時を切に望みつつ。
2020年7月10日 世話人:山本精一、石川光顕