松本共助会4月・5月例会報告 報告者:下山田誠子

・4月25日(火曜日)14時から16時 松本中央図書館にて

・司会 丸山さん 出席者6名

松本共助会の新学期は『沖縄の米軍基地』高橋哲哉著を読むことで始まった。

・内容:沖縄の基地の県外移設とは何かについて学んだ。犠牲を押し付けたままでよいのかという厳しい問いかけに皆心痛み、さて私たちには何ができるだろうか、と投げかけられた重い問いの前に、日米安保に到るまでの敗戦後の歴史の事実を考えさせられた。これは仕方のない問題である筈がないと思うばかり、重い課題を抱えるばかりであった。

・5月23日(火曜日)14時から16時  松本中央図書館にて

・司会 半田久美子さん 出席者8名

ヨハネによる福音書1章を読んで始める。

・テキスト『沖縄の米軍基地』高橋哲哉著 2章 県外移設を考える

・内容:G7サミットが終わった直後だったので、その話題で前半は盛り上がった。原爆資料館を見た首脳たちがわが持てる核を手放さなければ……という発言は無く、核は抑止力なのか。防衛予算の増大や他国との比較など。さて、沖縄の現状の悲惨さに同情(?)しつつも本土への県外移設となると自分のところには困る、無理となり本土全体の拒絶という結論に出口を見出せない日米安保の根源に戻らざるを得ず、非戦/非暴力で国を守ることは不可能なのか?平和は奇麗ごとではないと諦め、沖縄の犠牲に目をつぶるのかと問われる。前回までの文学作品を通しての信仰の問いかけとは違う苦しい問いである。しかし、他者の犠牲の上に自己の安立を求めるのは信仰者のとるべき態度でありましょうか? 重い問いに向かい合っている。