東京共助会・報告

東京聖書を読む会 5月例会 報告者:角田秀明

日時:5月29日(月)13時~16時30分

場所:中村きよみ宅

司会:角田芳子 出席:6名

テキスト:出エジプト記5~10章

讃美歌を一曲歌い、参加者で1章ずつ輪読し、5分間の黙想の時間をとってから一人ずつ感想や問いを分かち合い学びを深めました。前回から出エジプト記に入り、今回はいよいよモーセとアロンがファラオの前に出て、主が命じられた言葉を告げたところです。この時モーセは80歳、アロンは83歳でした。主なる神はモーセを遣わす前に次のように言われました。「わたしはファラオの心をかたくなにするので、わたしがエジプトの国で、しるしや奇跡を繰り返したとしても、ファラオはあなたたちの言うことを聞かない。わたしはエジプトに対して手を伸ばし、イスラエルの人々をその中から導き出すとき、エジプト人は、わたしが主であることを知るようになる。」

感想の分かち合いの中では、何故、神はファラオの心をこれほどまでにかたくなにされたのだろうか。モーセとしたら、イスラエルの民を解放するように繰り返し訴えても耳を貸そうとしないファラオを見ると、いつしか諦めてしまいたいと思ったのではないか。ロシアのウクライナ侵攻や、ミャンマー、スーダン、コンゴの内戦など、戦争の悲劇が今でも続いており、ともすると平和への情熱を失ってしまいそうになる。そのような時、榎本保郎氏のことばが私たちを励ましてくれます。「神の武具で身を固めることこそ、頑強なファラオに打ち勝つ道である。」

希望の主イエス・キリストを見上げつつ、祈りつつ、生きて行こうと確認し合いました。

豊かな聖書の学びの後、いつものように一人ひとりが持ち寄った美味しいお土産を分かち合い、交わりの時をもちました。