第15回新潟共助会報告(4月)

(報告:鈴木孝二)

時 2021年4月17日(土)午前11時~午後2時半

所 新潟教会(日本基督教団)

出席者 22 名。

イースター後、コロナ禍であるが感染対策をして第15回を開催した。初めに申し込みをしつつもやむを得ず欠席された方などを報告し、今回初参加の2人 Wさん(同盟北新潟キリスト教会)、Kさん(敬和学園卒業生)、久しぶりに出席されたN夫妻を紹介する。

(Ⅰ)第一部(午前11時~正午)  司会:国分真三   

  • 賛美 讃美歌522番「キリストにはかえられません」
  • 聖書 旧約聖書コヘレトの言葉章節
  • 発題「私の歩み―キリスト者として生き、生かされて」

担当:Kさん(日本伝道福音教団 加茂福音キリスト教会員)

手書き配布資料をもとに、これまでのキリスト者としての歩みを生き生きと語ってくださる。要点をしぼり記述する。

(1)誕生から、聖書をみ、教会にい受洗

1953年12月9日三条市で誕生。加茂高校に入学。 

3年 文芸部に所属し短歌を詠む。後、歌集 『冬の別れ』を出版へ (近藤十詩男のペンネームで出版、今回持参される。) 

その高校時代に聖書を読みみ始め教会に通い、1971年9月19日に受洗する。

(2)食糧庁で米の検査官として働き、結婚、子

1972年3月より国家公務員として食糧庁新潟食料事務所に入所する。以来、  2013年12月定年退職するまで勤務する。そこで身に着けたことを紹介する。1980年11月、 高田聖書教会の塚田純子姉と結婚する。二人の考えが一致していることで結婚。一女二男を育てる。これまでのこと現在の状況について詳しく語ってくれる。長女、長男のこと、そして次男のことなども。

(3)新潟共助会出席へ、共助会の方に共鳴

2015年7月の新潟聖書学院の集会で佐渡の小野弘牧師と出会い、新潟共助会のことを知る。2017年4月、第8回新潟共助会に出席して以来現在に至る。一期一会、主にある絆、心の故郷の存在などを思う。「キリストの他 由独立」という共助会の教えに共感、共鳴する。エキュメニカルな精神より今回の発題

を引き受け、さらに『共助』 年間購読者になったことを語る。

(4)聖書翻訳のこと、母の受洗と召天について

 配布 料をもとにして新改訳聖書「伝道の書」について語る。新共同訳聖書での「コヘレトの言葉」の訳文と比較して述べる。特に1章1節「空の空。伝道 は言う。空の空。すべては空。」初めに読んだ11章1節を新改訳で読む。訳文の良さ言及。「あなたのパンを水の上に投げよ。ずっと後の日になって、あなたはそれを見いだそう。」この聖書のみ言葉の如く4年前の9月30日、母が病床洗礼を受けた。そしてわずか23時間後、天に召された。更に近藤さんは語る。私の母は1935年頃、魚沼中条(現十日町市)教会牧師大滝ハル先生の塩沢町 (現南魚沼市) の駅前旅館での子ども集会に参加していた。そのことが、長い歳月を経て母の受洗につながったと言える。母の子ども集会出席のことから私自身のキリスト者としての受洗となり、家族の信仰への導きとなった奇しきものを覚える。大滝ハル先生について、塩沢町(現南魚沼市)伝道のことも含めてもっと知りたいと願う。

《付記》 大滝ハル先生(1888~1964)については

 ①日本基督教団 魚沼中条教会創立60周年記念として出版された『大滝ハル牧師と魚沼中条教会』(1986年刊)がある。

 ②その後、十日町教会牧師 松井愛美先生による詳細な記述が『十日町教会八十年史』上(2009年刊)にある。是非参照されたい。(当日鈴木が紹介)大滝ハル先生は横浜に生まれ捜真女学校で学ぶ。初め日本伝道隊に所属し後、日本基督教団 魚沼中条教会牧師として生涯を献げる。

質疑応答後、ランチタイムと古本交換会実施へ。

(Ⅱ)第二部 午後一時~二時半

 初めて小グルー(3つ)に分かれ自己紹介と近況報告の時を持つ。各自の持ち時間が多く、ゆっくり語り合える時となった。後半、再度全員で集まり各グループの様子を司会者に語ってもらう。初参加のお二人にも感想を述べてもらう。後、共助会総会がコロナ禍で6月に延期になったことなどを伝え、会計報告をし、Nさんの祈祷をもって閉会とする。

(2021年4月23日)(日本同盟基督教団 北新潟キリスト教会員)