新潟共助会・報告

新潟共助会 読書会(6月) 報告者 鈴木孝二

新潟共助会第4回『共助』誌を読む会を6月22日開催。

出席者5名。主に6月発行の第4号に集中し、読後感と共助会(新潟共助会を含めて)の今後について語り合った。

はじめに三浦邦雄氏逝去のお知らせをし、新潟共助会メンバーの動静を話して開会する。

何といっても今回の第4号は読み易く、感銘深い記事が多かったと出席者の声。石川光顕編集長はじめ委員の皆さんに感謝する。そのいくつかを紹介したい。

第一は玉木由美氏の「『教育こそが、未来をつくる』― バングラデシュでのとりくみ」に感動する。「日本での辛かった経験。そこから何故この国に来たのか。……私は泣いていた。全て話し終えたとき、顔を上げた。4人の娘さんが一緒に泣いてくれているではないか」。最近教会での実体験で起こった出来事と重ねて共感したと話される。

その話に触発されて、小友聡氏の「巻頭言」、石田真一郎氏の文への感想が述べられる。若松英輔さんの詩に注目、石田牧師ガラテヤ書講解の中、カトリックのシスターからのお母様宛の手紙についての箇所が取り上げられる。併せて、講解の今後への期待も述べられる。

限られた時間の中、話しが大きく展開した所は、やはり飯島信委員長の「総会開会礼拝」の箇所である。第8回韓日基督教共助会修練会の様子で、会の充実ぶりが私たちにも伝わって来て特集号出版が待たれる。また、小高・浪江伝道所の今後、飯島牧師の今後の活動や任期など祈りつつ語り合った。

会の後半では、追悼文の「志垣暹牧師」の生き様への共鳴、伊藤世里江氏の「シンガポール便り」への関心が話される。イスラム教を国教としている国でのキリスト教宣教の困難さ、法的制約についても語られる。次号予告でのシンガポールでの「音吉」について、長い年月追いかけて来た者より、その記事への期待が語られる。

『共助』誌が各自にとって重要な一冊となっていることが伝わってくる会であった。 

(2024・6・24 記)