第19回新潟共助会報告 小淵康而

10月21日(土)に新潟第19回共助会が新潟教会で開催。今回 は、特に 10 周年記念の特別集会であった。新来会者は小池正造 牧師(東新潟教会)。

第1部は、鈴木孝二兄により「基督教共助会の歴史と新潟共 助会 10 年・そして今後のこと」と題して発題がなされ、森 明は じめ共助会の成立の主旨とその意義につき、また、鈴木兄ご自 身の共助会との関わりの貴重な経験を発表された。

新潟共助会は、敬和学園高校との関係が特に深いことがその 特長であり、かつての室崎陽子姉の名が偲ばれた。 10 年の間、毎 年春秋2回ずつ続けられ、飯島委員長はじめ、多くの共助会の 友が東京からも参加された。新潟共助会は、鈴木孝二・美恵子 ご夫妻の共助会への情熱によって始められ、続けられた会であ り、敬和学園高校と鈴木ご夫妻との信仰的な関係のある人たち が大半であるが、同時に求道中の方々の参加がいつもあること も忘れられない点である。

第2の特長は、毎回古本交換市開かれ、國分眞三兄(無教会) がいつも重い本を沢山持参し、楽しませてくださっている。

昼食のあと、3つのグループに分かれて、各自の共助会との 関わりと今後の共助会への期待が話し合われた。毎回出される要望は、「共助誌」に掲載されている文章が難解なことである。 むずかしい内容をやさしく書いてくださる工夫をもっと編集上の 方針として実現で きないものかとの要 望が繰り返されている。

共助会が「キリスト のほか自由独立」と 「主にある友情」が モットーであること がいつも確認されるが、それは何のためか と考えさせられ、結局 「共助会は教会に仕え る」という先輩たちの言葉が出された。しかし狭い意味の「教会」 ではなく、「主による 交わり」としての教会 であること、また共助 会が教派性を超えた伝道のための交わりであり、伝道という点からして他教派の教 会に友人知人をもっと積極的に(その人にふさわしい場所や立場を 考慮して)紹介し合う必要があるのではないかという意見も出てきた。

新潟共助会では今年から年2回、「共助誌を読む会」が少人数 で始められ、次回は 11 月 18 日に開かれることが予告された。

最後に佐渡で 20 年余、伝道しておられる小野弘牧師の夫人・ タキ子牧師が御病気のため小野牧師が苦闘されている旨の報告 がなされ、執り成しの祈りの要望が出された。また今回は 10 周 年記念のため写真が撮られたので、掲載させていただく。 出席 24 名(日本基督教団 隠退牧師)