新潟共助会 読書会2月報告 報告者 鈴木孝二
新潟共助会第5回『共助』誌を読む会を2月22日開催。厳寒の中出席者4名。主に1月発行の第1号と昨年末の第8号に集中する。
今回の第1号も読み易く心打つ記事が多かったと声が挙がる。中でも千葉雄さんの感話「愛すること、信じること」は青年らしく悩み誠実に応答する姿に教えられる(小淵牧師、鈴木美、大西さん等)。また、伊藤世里江さんのシンガポール便り4での「からゆきさんと日本人墓地」について、山崎朋子著『サンダカン八番娼館』(文春文庫1975年)の紹介とともに感想が述べられる(鈴木孝)。また、伊藤さんの「シンガポール最初の日本人山本音吉」(昨年の第6号)に関係して『約翰福音之傳』の覇刻版と共に音吉関連のことが補足された(鈴木孝)。
今回の読書会で、最も時間をかけて語り合ったことは、昨年の第8号掲載高橋哲哉氏の夏期信仰修養会での「イスラエル・パレスチナ問題を巡って」(三)の所であった。
小淵牧師より誌面の17頁上段「赦し」について言及の箇所から入り、「無条件の赦し」について、キリスト者の立場より問題提起がなされた。誌面の記述を追いかけつつ、今一度深く考える機会となった。
最後、大西さんより、自分は通院中の長い待ち時間を活用して『共助』誌を読んでいるとの報告があった。いつどのような時に『共助』誌を読み、自分のものにするかなど語り合いのひと時となった。再会を約し祈りを持って閉会とした。(2025・2・24記)