東京聖書を読む会 11月例会  報告者:角田 秀明

日時:2023年11月20日(月)13時~17時00分

場所:中村きよみ宅

司会:角田芳子 出席:7名

テキスト:出エジプト記31~35章

参加者で1章ずつ輪読し、5分間の黙想の時間をとってから一人ずつ感想や問いを分かち合いました。今回の箇所は、モーセが民をふもとに残し、主の命令に従って一人シナイ山に登り、40日40夜神のみ前に立ち神から十戒を頂いた。ところが、民はモーセが山を下りてくるのが遅いのを見て、アロンのもとに集まって、「モーセはどうなってしまったのか分からないので、我々に先立って進む神々を作ってください。」と要望した。アロンは民の要求を制し切れず、女たちの持っていた金の耳輪で雄牛の像を造り、民が喜んだのを見て、翌日祭壇を築き、燔祭をささげ、民は飲み食いして、立っては戯れた。モーセは山を下って雄牛の像と踊りをみて激怒し、若い雄牛の像を火で焼き、それを粉々に砕いた。

感想の分かち合いの中でアロンの責任について疑問が出されました。アロンは祭司であり、モーセと常に行動を共にしてきていたにもかかわらず、モーセからの「なぜあなたはこの民にこんな大きな罪を犯させたのか」という問いに対して「どうか怒らないでください。あなたは、この民が悪いことはあなたもご存じです。」と言い訳を言っているだけで自分の責任については触れていないのは疑問が残ると。神はモーセの十戒を通して、神に選ばれた民としての訓練をされたと考えられるけれど、新約の教会においても主の民としての訓練が必要であり、それは教会教育が担うべきであろう。組織としての教会のもつハラスメントの問題を始め、各教会の課題について情報交換をしました。更に、アフターコロナの時代において教会はどうあったらいいのか、教会は教会員にとって安らげる居場所となっているか等、時間の経過を忘れて教会論を語り合いました。

聖書を読む会を閉じてから、早めのクリスマス祝会をもちました。各自500円以内のプレゼントを交換し、各自の持ち寄りのケーキやフルーツを味わいながら時間を忘れて語り合いました。なお、12 月は共助会のクリスマスで「読む会」はお休みし、次回は1月に行う予定です。