老成Sの日常・元気の源 — 新潟共助会十周年を覚えて 鈴木孝二
今年(2023年)は、新潟共助会を開催して十周年にあたる。老生Sは、妻美恵子と二人世話係をさせていただいて来た。年81歳(1942年8月生)Sの最近の様子をお知らせして、秋の第19回開催を覚えてお祈りいただきたいと願います。
ジャングルで生活する、Kanpetlet (S さんが住んでいた町) からの避難民
一、通信制高校講師として3年目
車窓より弥彦角田(かくだ) の山近し高校生待つ駅に降り立つ
午前10時授業開始の挨拶す声は弾みぬ若やいであり
朝早く家を出、バス、電車を乗り継いで、JR信越線東三条駅に下車する。大方さんの車で学校(松陰高校燕三条校)に向かう。午前10時から1限の授業を開始する。今年は、火曜日(主に1年生)と木曜日(2、3年生対象)の2回出校する。担当は国語科で、教科書に準拠しつつ、時に3分間スピーチなどを入れて共に励まし合って学校生活を進めている。通信制高校の存在意義に目覚めさせられている。元気に一年間授業を担当できるよう祈りつつ通っている。
*10月から週一回に変更予定。
二、妻と二人畑仕事に精を出す、春夏秋冬
赤とんぼコスモス咲けり南瓜畑妻と収穫父母思い出す
秋のうち苺苗植え汗流す妻の差し出すジュース飲み干す
学びの途中(集中したいのに)、妻の声掛けで半ば強制的に引き出され畑仕事をしている。汗すれば楽しいのだが……。
戦後の食糧難を経験して育った世代である。かならずと言っていい南瓜を植える。あまり手間をかけないでも何個か大きな実をならせてくれる。また、毎年、私の妹から苺の苗を分けてもらって畑に植えている。今年も春5月、たくさんの花が咲き、間もなく収穫期を迎える。水やり、防鳥に網かけなど大変さはあるが、赤い実の収穫、知人友人へのおすそ分けなどして、喜びを共に出来る幸いは最高である。
三、コロナ禍での一日一生、ヨセフ修道士との交流
世俗捨てひたすら祈る修道士我を案じて便りを寄こす
トラピストY修道士の言葉にてコロナ禍生きる力見出す
基督教独立学園高校4代目校長就任(2005年4月)した6月、3年生(56期)の北海道修学旅行に同行した時、トラピスト修道院(北斗市三ッ石)でヨセフ修道士(上越市出身)さんに会った。以来、今日まで交流を続けさせてもらっている(2018年6月妻と二人訪問し、再会の時を持つ)。キリストにある絆を思う。
主イエス・キリストに生涯を献げること、祈りと労働に24時間打ち込み生活をするなど沢山のことを教えられている。私たち家族の病気、苦難の時に祈りを持って本当に支えてくれた。その時のことを忘れない。
四、新潟共助会十周年、開催続けて
敬和学園高校で27年間、基督教独立学園高校で12年間の教師生活。3・11の年(2011年3月)区切りをつけて新潟の家に戻った。しばらく空き家にしていたこともあって家は荒れていた。退職金をもとに各所をリフォームした。少しはまともになったが十分とはいえない。
それから2年、飯島委員長の提言で、小淵康而先生らと共に2013年9月28日(土)、教団新潟信濃町教会で第1回の新潟共助会を開催した。コロナ禍で中止の時もあったが、以来、10周年にあたる。春4月で第18回を開催し、秋には第19回となる。
沢山の方々の祈り支援のもと今につながっている。毎回20数名の方々が出席される。
佐渡の小野 弘牧師、南魚沼の木田洋子さんと県下各地より、福島の櫻井牧師夫妻も時々出席される(紀子夫人召されて残念!)。
庭山武久さん(敬和卒業生)、大塚良子さん(ギリシャ語入門担当)など新潟共助会との絆で毎回出席の方々もいて、一つの特徴を作り出している。
新潟教会を会場にしての開催、多くの方々の協力のもと、どこまでも主イエスを第一にして今後も続けさせていただきたいと願っている。皆様のお祈りをお願いする次第です。
(日本同盟基督教団 北新潟キリスト教会員)