第8回韓日基督教共助会修練会への招き

第8回韓日修練会参加を呼びかけるにあたって、私の心に残り続けている言葉と詩があります。それを紹介します。

一つは、1992年、韓国で共助会が設立され、韓国共助会員の手によって書かれた第1回の韓国人の集まりを知らせる文章です。そこには、設立の「主旨」と集まりへの「招待の言葉」が書かれていました。
「この韓国基督教共助会の設立は、過去の日本の韓国への罪過に対する本当の懺悔、良心の声と、日本の共助会の言葉では言い尽くし得ない友情の結実だと思います。」(主旨)。
「我々(韓国)共助会の性格は、第一に、韓国と日本の間の越えることのできないほど高い断崖を崩して、キリストの内にあって一つであることを認識した信仰を中心とする集会ということである。」(招待の言葉)。

その二つは、日本の朝鮮植民地統治下に生きた詩人、李 相和の詩です。

慈しみの証しよ 麦畑が 
昨日の真夜中 そぼ降る雨に
おまえは豊かな髪を洗ったのか
おのずとおれの髪さえ軽くなる
たとえ孤独でも息せきながら先へ進もう
涸れた田を抱きしめ
めくるめく優しい掘割りが
ぐずる児をなだめる子守唄をうたい
肩を踊らせる

これらの言葉と詩から、私たちは、私たちにとっての韓国とは何かを学びます。
「過去の日本の韓国への罪過」、そして「韓国と日本の間の越えることのできないほど高い断崖」を生み出した私たちの韓国に対する歴史があります。静かに、しかし鋭く、詩人に植民地統治の過酷さを詠わせた私たちの歴史があります。そのような歴史の中にあって、それでもなお、私たちの「罪過に対する本当の懺悔、良心の声」を聴き、「言葉では言い尽くし得ない友情」を覚えて下さった方々によって、韓国共助会は生まれました。

また、過去30年、第1回から第7回までの主題を貫いている祈りがあります。それは、キリストの十字架による赦しに一切を委ね、韓日両国の民が和解へと導かれることを祈る祈りです。
韓国共助会は、韓日の和解を祈る祈りの結実としての意味を持ちます。修練会は、その祈りに与る韓日キリスト者の交わりの場です。コロナによって途絶えていたキリストによる和解と交わりの場である修練会が、今再び始まろうとしています。
会員、誌友を問わず参加を、心から呼びかけます。

・日 時:2024年3月18日(月)15時-3月20日(水・休)13時
・会場・宿泊:大田市:韓南大学ゲストハウス
(韓国大田市Daedeok-gu,Hannam-ro,70 ☎+82-42-629-7114)
・主 題:「韓日基督教共助会の新たな出会いと出発」(仮題)
・副 題:「歴史に生き、真の和解の使命を帯びて」(仮題) 
・参加費:一般4万円・学生1万円(2泊3日の宿泊費・滞在費・現地交通費など)※航空券は自己負担です。

・羽田空港往復:68,400円(10/30現在)
①2024/3/18羽田-ソウル(金浦空港) アシアナ航空1055便【8:40発-11:05着】
②2024/3/20ソウル(金浦空港)-羽田 アシアナ航空1045便【19:35発-21:45着】

・関西空港往復:58,590円(10/30現在)
①2024/3/18関空-ソウル(金浦空港) 大韓航空722便【9:20発-11:15着】
②2024/3/20ソウル(金浦空港)-関空  大韓航空721便【19:05発-21:00着】

※1~2日ソウル市内に延泊するオプショナルツアーを予定しています。詳細は『共助』2024年1号に掲載します。なお、上記は基本便で、必要であれば、それぞれの予定に合わせて自由にお取り下さい。一度予約すると変更は難しくなりますので、予定を決めてから予約を行って下さい。

※航空券予約窓口:HIS池袋支店 福原さん他スタッフ ☎ 050-1751-9008(11:00~20:00)

・集 合:2024年3月18日(月)正午:金浦空港到着ロビー
・解 散:2024年3月20日(水)現地:韓南大学ゲストハウス      

・申し込み締切:2024年2月20日(火)必着。

・申し込み方法:郵便番号・住所・氏名・連絡先電話番号・Emailアドレス(お持ちの方)を明記の上、

・郵送:〒979-2124 南相馬市小高区本町 1-47 飯島 信
☎ Fax:0244-26-7310(小高伝道所)
Email:iijima8516@gmail.com まで。
問い合わせ先:☎ 080-7010-2170(飯島信携帯)

 ※共助会の韓日の交わりを理解し、主旨に賛同される方は、どなたでも参加出来ます。参加を希望される方は、上記の一日研修会に御参加下さい。