東京 聖書を読む会9月例会報告 報告:光永 豊

■日時:2023年9月25 日(月) 15:00~18:30
■場所:中村きよみさん宅
■司会:角田芳子さん  
■出席者:6名
■聖書箇所:出エジプト記21章~ 25 章
ここまで続いている聖書の会、細かな決まりごとが並び始める箇所に少しずつ入り始めている。幕屋の寸法まで全て神様が命じたとは考えられない、人々がどのように口伝を伝えてきたのだろうか、そんな問いを通して言葉が交わされた。

決まりごとの隙間から、長い年月をかけて積み重ねられてきた知恵が垣間見える。奴隷や寄留者を休ませる安息日の記述からも、かつてのイスラエルの民、自らの姿を思い起こさせられる。確かに決まりごとというのは、何らかのトラブルが起こって、少しずつ付け加えられていく。複雑に付け加えられていく人々の口伝の中で、何が初めの言葉であったのか、何を神の言葉として聞くのか、次第に見えづらくなるのかも知れない。選択をして言葉を紡いだ聖書の時代の先達に想いを馳せつつ、今という時代を生き、日々の選択をしていく私にも、言葉をどのように聞くのか、問われる思いがした。

開始時刻が遅かったこともあり、終了後は早めの夕食となった。毎回のように準備される、中村きよみさん宅の食卓。たくさんのごちそうに、心もお腹も満たされた。