尊厳(Dignity) 荒川 朋子(アジア学院校長 日本基督教団 西那須野教会員)
先月私の勤めるアジア学院で、尊厳(Dignity) についてのワークショップを、日本に長く住むアメリカ人宣教師の方にやっ ていただいた。 「尊厳」は辞書で「尊くおごそかで、犯しがたいこと」とあるが、今回教えていただいた尊
続きを読む先月私の勤めるアジア学院で、尊厳(Dignity) についてのワークショップを、日本に長く住むアメリカ人宣教師の方にやっ ていただいた。 「尊厳」は辞書で「尊くおごそかで、犯しがたいこと」とあるが、今回教えていただいた尊
続きを読む地球上に紛争があり、多くの難民や貧困、また悲惨な事件や社会問題などが毎日伝えられている。これらのことを前にして他人事のように見ている自分がいると同時に、こういう現実を前にしてどう祈ったらよいのかに窮することがある。私はそ
続きを読む今年も平和を考える月である8月を迎えます。敗戦の日から74年になります。戦争を知らない世代が日本でも7割以上になっています。「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平
続きを読む2019年4月21日は全世界でイースターがお祝いされました。私は翌日の朝の全校礼拝で900名の生徒、教員の前で次のような奨励をしました。イースター(復活祭)は十字架にかけられて死んだイエス・キリストが3日目に死から甦られ
続きを読む苗代の泥足運ぶ絵踏みかな 子規 「踏み絵」の俳句の季語は春。徳川時代、切支丹摘発の「絵踏み」は毎年正月過ぎに行われた。キリスト教弾圧の歴史は秀吉の追放令から敗戦まで357年間と長い。私の住んだ川越や浜松の博物館でも江戸中
続きを読む「彼に言いなさい。気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはならない。」(イザヤ書7章4節前半、聖書協会共同訳) 「2018年度基督教共助会京阪神修養会」に久しぶりに参加し、それぞれの任を負われた4人の信仰の友等に深い感謝
続きを読む「小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は、喜んで神の国を下さる。」(ルカによる福音書 第12章32節) 日本にキリスト教が伝えられてから470年、森明誕生より131年、そしてキリスト教共助会創立より100年となる201
続きを読む私の属している教会では、今年のイースター後から旧約聖書を中心に教会学校での学びを続けている。創世記から始めて、代表的な箇所を学び合いイスラエルの歴史について、また時代は経ても、現在の社会でも通じる真実や人々の心情など、な
続きを読む「あなたたちのなすべきことは次のとおりである。互いに真実を語り合え。城門では真実と正義に基づき/平和をもたらす裁きをせよ。」(ゼカリヤ書8-16) 「互いに真実を語れ」。今の時代、この単純にして明快な言葉ほど貴重なものは
続きを読む5月末に京都、滋賀で開催された「第五回北東アジア・キリスト者和解フォーラム」に参加する機会を与えられた。これは2014年にアメリカのデューク大学神学部和解センターとメノナイト中央委員会によって始められたフォーラムで、北東
続きを読む今年も八月を迎えて、「平和のための戦争展」に参加している意味を考えさせられる。私の地元の柏市で千葉県統括地域のいくつかの市が一緒に「戦争展」を二十年前から開催している。今年で二十回になる。内容は日本やアジア地域における戦
続きを読む夫の体調を心配して「暖かい八重山にどうぞ……」と古い友人からのお招きを受けて、三月初めから沖縄に行ってきました。桜花は散り始め、田植えも終わっており、緑が陽光に輝く美(ちゅら)島、石垣でした。 石垣市長選挙の宣伝カーにさ
続きを読む何の手入れもしない我が家の庭先でも、蕗の薹が次々顔を出して、食卓を楽しませてくれる。今年の豪雪は諸所に災害をもたらしたが、武蔵野の片隅に住む私どもにとっては体の中がしん0 0 とするほどの感動をも与えてくれた。私にとって
続きを読む私は小中学校時代を貧困と劣等感の中で過ごし、田舎の小さな工場に就職した。1年働いた後に奨学金を借りて工業 高専に学ぶ機会を与えられた。そこで良き師や、内村鑑三の『後世への最大遺物』に出会い、いかに生きるかを模索し ていた
続きを読む神の国はいつ来るのかと、パリサイ人が尋ねたので、イエスは答えて言われた、「神の国は、見られるかたちで来るものではない。また『見よ、ここにある』『あそこにある』などとも言えない。神の国は、実にあなたがたのただ中にあるのだ。
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