出会いの証人として 牧野信次
福田佳也著『横糸のわざ―信仰と社会のはざまで』 本書は昨年1月27日に非売品として発行され、私もご挨拶と共に寄贈頂き有難いことでした。佳よし也や 氏は『共助』誌前号(11月発行)に「私の歩み―共助会と私」と題して社会人と
続きを読む福田佳也著『横糸のわざ―信仰と社会のはざまで』 本書は昨年1月27日に非売品として発行され、私もご挨拶と共に寄贈頂き有難いことでした。佳よし也や 氏は『共助』誌前号(11月発行)に「私の歩み―共助会と私」と題して社会人と
続きを読む7月28日(火)共助編集会議が、コロナの影響で約半年ぶりに対面で行われた。その際、飯島 信委員長から分厚い2冊の説教集を渡され、感想をまとめてほしいと依頼されたのである。それが工藤浩栄・金 美淑共著の説教集であった。ご両
続きを読む佐藤全弘著『わが心の愛するもの 藤井武記念講演集Ⅰ』『聖名のゆえに軛負う私 藤井武記念講演集Ⅱ』 著者はカント哲学を中心に、長年西洋哲学全般を講じてこられた方である。しかし世間では何よりも新渡戸稲造研究の第一人者として知
続きを読む『恐れるな、小さき群れよ―基督教共助会の先達たちと森 明』 とても面白い書物である。そして私のように面白がって読む人が少しでも増えるといいな、と思う書物である。 昨年、基督教共助会は100年の歴史を記念し、機関誌『共助』
続きを読むまず、表紙の何とも言えぬ子どもたちの笑顔をご覧いただきたい。ゲームか何かをしているところであろうか。この笑顔が、現在、地球上の人々にあるかというと、大いに疑問である。 第2次世界大戦後、1948年12月10日に国連で採択
続きを読む「出版さるべき時機が熟して遂に出版された」というのが正直な実感である。二月末に発刊され、私は座右において味読を重ねた。読回を重ねる毎に、現代の預言者から、この時代や日本社会全般への厳しい警鐘が打ち鳴らされている感をひしと
続きを読む大塚野百合先生の『スザンナ・ウェスレーものがたり』がようやく出版されました。首を長くして刊行を待っておられた方もいるでしょう。評者もその一人。この2、3年、先生にお会いするたびにスザンナ・ウェスレーの素晴らしさをたっぷり
続きを読む高倉徳太郎(1885―1934年、明治18―昭和9年)は、 近世及び明治以降の日本のキリスト教界でおそらく初めて自覚的かつ自律的な福音主義神学を確立しようとした人です。しかし彼はまず何よりも牧師でした。僅か49年の生涯で
続きを読む最近のこと、文庫本2冊を手にする機会があった。 その2 冊とは、①別役実著『思いちがい辞典』(ちくま文庫、1999年)、 ②『ギッシング短編集』(岩波文庫、1997年)である。 意外 なほど興味深かったので、思わずひざを
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