荒川朋子著 『共に生きる 「知」 を求めて―アジア学院の窓から』 角田芳子
荒川朋子氏が、初めての本を出された。校長職についておられ多忙の中、執筆されたことにまず拍手である。共助会の色々な場面で、荒川氏を通し様々と情報は得てきたつもりだが、ほんのかけらしかアジア学院について知らなかったことに気づ
続きを読む荒川朋子氏が、初めての本を出された。校長職についておられ多忙の中、執筆されたことにまず拍手である。共助会の色々な場面で、荒川氏を通し様々と情報は得てきたつもりだが、ほんのかけらしかアジア学院について知らなかったことに気づ
続きを読む共助会の飯島信牧師編集の『いのちの言葉を交わすとき― 「青年の夕べ」感話集』を一気に読みました。この本は、私の自宅から車で5分程で行ける、飯島牧師が牧会をしていた日本キリスト教団立川教会で行われていた「青年の夕
続きを読む彩へ。詩集『大地青春』の出版おめでとう。装丁もすてきで、いい手触りの本だね。手を使っていっぱい学んだ、学園の三年間にぴったりだ。 言葉の好きな人なら誰でも、本の出版は悲願なわけで(自論)、とってもうらやましいです。しかも
続きを読む【書評再録 「本のひろば」2022年1月号】 金子晴勇著『東西の霊性思想 ― キリスト教と日本仏教との対話』 人間学的視点という明確な方法論をもってキリスト教思想史研究の分野でいつも新鮮な刺激を与え続
続きを読む林 貞子歌文集『木洩れ日』 共助の友である、林貞子氏からの、歌文集『木洩れ日』を手にした。美しい装丁、そして文章の合間に出てくる短歌の数々、これだけの数を作られた詩は、人生の折々に詠まれたものだろう。これと織りなすように
続きを読む金子晴勇『キリスト教思想史の諸時代Ⅱ― アウグスティヌスの思想世界』 本書は、『キリスト教思想史の諸時代』シリーズ第二巻で、古代末期、キリスト教と人文学を架橋したアウグスティヌスの探求者としての生涯の思想を「人
続きを読む小友 聡『謎解きの知恵文学旧約聖書・「雅歌」に学ぶ』 「雅歌」による説教を聞いたことがあるでしょうか。本の帯に「雅歌を教会に、説教者の手に取り戻す」とあります。評者もこの思いを共有する者として、大きな期待を持って手にしま
続きを読むこの素敵な出会いを与えてくれたソラさん作の絵本を何度も読んでみた。最初は、子どもたちに読み聞かせをしている気持で音読してみた。回数を重ねるごとに、登場人物の心模様が違って伝わる不思議な魅力が、絵本から生き生きと伝わって来
続きを読むまことに出会い難き書である。資料集でありながら、単に資料に留まることを自ら乗り越えようする。緻密な言葉の羅列からは、その肉声までもが生き生きと伝わってくる。そして我々を、次々と歴史の出来事へと引き込みながら、しかし、その
続きを読む【読書 執筆者より】1 はじめに 手元に小さな一片の新聞記事がある。2011年2月22日(火)「朝日新聞」朝刊に載った記事である。当時のソウル特派員の牧野愛博記者から送られたニュースで、見出しは「金大中氏への死刑執行に
続きを読む【読書 執筆者より】 『日韓キリスト教関係史資料Ⅲ』を編集・出版するために富坂キリスト教センターに「日韓キリスト教関係史研究会」が正式発足したのは2007年であった。わたしは『資料Ⅱ』に引き続き主事として実務責任を担う立
続きを読むヨハネによる福音書4章1~42節 改定され読みやすくなった森 明著作集に載っている「イエスとサマリアの女」の話を読んだ。この短い話は知ってはいたが、いくつか現実離れしたところが感じられて、深い意味があると思いながらもその
続きを読む福田佳也著『横糸のわざ―信仰と社会のはざまで』 本書は昨年1月27日に非売品として発行され、私もご挨拶と共に寄贈頂き有難いことでした。佳よし也や 氏は『共助』誌前号(11月発行)に「私の歩み―共助会と私」と題して社会人と
続きを読む7月28日(火)共助編集会議が、コロナの影響で約半年ぶりに対面で行われた。その際、飯島 信委員長から分厚い2冊の説教集を渡され、感想をまとめてほしいと依頼されたのである。それが工藤浩栄・金 美淑共著の説教集であった。ご両
続きを読む佐藤全弘著『わが心の愛するもの 藤井武記念講演集Ⅰ』『聖名のゆえに軛負う私 藤井武記念講演集Ⅱ』 著者はカント哲学を中心に、長年西洋哲学全般を講じてこられた方である。しかし世間では何よりも新渡戸稲造研究の第一人者として知
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