雅歌の解釈をめぐって(第二回)小友聡
雅歌をどう解釈するかをめぐって考察をします。今回は第2回です。いきなり雅歌のテキスト解釈を始めるのではなく、雅歌がこれまでどう解釈されてきたかについて、もう少しじっくり考えてみたいと思います。そこで、20世紀最大の神学者
続きを読む雅歌をどう解釈するかをめぐって考察をします。今回は第2回です。いきなり雅歌のテキスト解釈を始めるのではなく、雅歌がこれまでどう解釈されてきたかについて、もう少しじっくり考えてみたいと思います。そこで、20世紀最大の神学者
続きを読む1.はじめに 今回、共助誌に聖書研究の連載を依頼されました。6回の連載で何を扱うか、しばらくあれやこれや考えました。昨年末に聖書協会共同訳が発行されましたので、その翻訳をめぐって書いてみようかと思いました。しかし、聖書翻
続きを読む【聖書研究 ヨハネによる福音書 第7回】 ヨハネ福音書17章 この福音書の頂点ともいえる17章のいわゆる「大祭司の祈り」の箇所を、今回は取り上げようと思う。他の福音書の「最後の晩餐」の記事に代わるものとして、ヨハネ福
続きを読む聖書研究 ヨハネによる福音書 第六回ヨハネ福音書一 1章1- 44節 ヨハネ福音書におけるラザロの復活の記事は、印象深く、物語としても詳細である。そしてこの出来事がこの書の中で置かれている位置も、深く暗示的である。ここ
続きを読む聖書研究 ヨハネによる福音書 第五回 主イエスを羊飼いに譬えたヨハネ福音書一〇章は、或る親しみを込めて私たちに語り掛けてくるものを持っている。私たちの生活は、牧畜とはかけ離れているが、聖書に親しんだ者にとっては、この世界
続きを読む【聖書研究 ヨハネによる福音書 第三回】 ヨハネによる福音書第四章の「サマリヤの女」の話は私にとって印象深く、これまでも何度か取り上げてきました。好んで取り上げた理由を考えてみますと、やはりここでサマリヤの女と話してい
続きを読む今日はヨハネ福音書三章のニコデモとの対話を取り上げてみたいと思います。この対話はちぐはぐです。一読しただけでは、話のつながりを追うこともかなり骨がおれます。もちろんヨハネ福音書の記者は意識的にこのちぐはぐさを創り出してい
続きを読む前回は、聖霊降臨の直後のペトロの長い説教のはじめ、2章14~21節までを学びましたが、今回は、その続き22 ~35節です。 ペトロは、ペンテコステの出来事は、あなたがたがよく知っている旧約の預言の成就である、神の霊の降臨
続きを読むはじめに 映画「ベン・ハー」でのイエスの姿、行動を忘れない。なかでも、後半部「山上の説教」シーンは、感動的であった。 そして、二〇〇〇年と二〇一三年、イスラエルを訪問し、ガ リラヤ湖畔に立ち、「山上の説教教会」とその周辺
続きを読む聖書研究として、6回にわたって、テサロニケの信徒への 手紙1を取り上げることとしたい。テサロニケの信徒への手 紙一は、新約聖書に収められている使徒パウロが記した書簡 の中で、歴史的に最も古いものであることが広く認められて
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