シンポジウム発題 「イスラエルとパレスチナ問題をめぐって(2)」 高橋 哲哉
さて、「二国家解決」か「一国家解決」か、あるいはまた、その他に解決案がありうるのか。いずれにせよ、いま真っ先に必要なのは停戦です。それも、いつでも戦闘を再開するつもりでの一時的な停戦ではなく、最終的な政治的解決に向けての
続きを読むさて、「二国家解決」か「一国家解決」か、あるいはまた、その他に解決案がありうるのか。いずれにせよ、いま真っ先に必要なのは停戦です。それも、いつでも戦闘を再開するつもりでの一時的な停戦ではなく、最終的な政治的解決に向けての
続きを読む【夏期信仰修養会 シンポジウム発題】 次に、ガザです。イスラエルが分離壁を建設して外界から隔離し、アパルトヘイト状態にされて、「天井のない監獄」と言われる苛酷な環境を生き延びてきたガザのパレスチナ人ですが、昨年10月8日
続きを読む私は今回、共助会の皆さんと議論するということで、イスラエル・パレスチナ問題のとくにキリスト教とのかかわりを意識しながら、お話してみようかと思います。 まず資料①をご覧ください。この写真、何だと思われますか? 中央にいるの
続きを読む序 現在のイスラエルという国家を建てる原動力になったシオニズムについて考察したい。シオニズムが決して、ユダヤ教、ユダヤ教徒、そして現在のイスラエル国全体を代表し、表現するものでなく、近代ヨーロッパ社会より新たに生まれた、
続きを読む韓日修練会開催の意義 基督教共助会委員長の飯島信です。昨年、この大学で行われた裵貞 烈(ペチョンヨル)先生の入会式の時は、本当に有り難うございました。心温まる、また、皆様の祈りの中で、厳粛な、神様に導かれた時を持つことが
続きを読む「その途中、真昼のことです。王よ、私は、天からの光を見たのです。それは太陽より明るく輝いて、私とまた同行していた者との周りを照らしました。私たちが皆地に倒れたとき、『サウル、サウル、なぜ、私を迫害するのか。とげの付した棒
続きを読む第8回目を迎える今回の韓日基督教共助会修練会で発表することができ、個人的に大変光栄です。私は韓南大学法学部で学生たちに仕えている高 鉄 雄です。韓国共助会の会員である裵貞烈(ペチョンヨル)先生が推薦してくださって、ありが
続きを読む高鉄雄先生が、自らの歩みを振り返りながら語られた日本での思い出をお聞きしながら、私も思い当たることがありました。 先生が触れられた崔昌華(チォエチャンホア)牧師の「NHK日本語読み訴訟」による日本の中での変化は、私も鮮明
続きを読むエレミヤの苦難について幾つかの著書や論文を漁りました。師と説教者が預言者エレミヤの苦難について話していますので、それ以上踏み込むのは学問的な議論になります。今日の状況でエレミヤの預言を読み、そこで苦難をどう解するか、具体
続きを読む“Wovon man nicht sprechen kann, darueber muss man schweigen.” Ludwig J. J. Wittgenstein 1 はじめに 応答を始める前に、一言お断りし
続きを読む1 神様を畏れ敬う縦軸 私に与えられたテーマは、「新しい契約」に焦点を当てて、片柳先生のご講演に応答することです。朴大信牧師の開会礼拝説教で、「日本社会に縦軸がない」ことが語られました。縦軸がないと、私たちはそのときどき
続きを読む年末に岸田首相が「反撃能力」という名の敵基地攻撃能力の保有を宣言したり、防衛費倍増のための増税を打ち出したり、防衛費に国債を当てる方針を決めたりした、その年が明けた1月に共助会の一泊研修会に参加した。東京に住んではいるが
続きを読む高橋哲哉先生のご講演に対して、以下のような応答を行い、高橋先生に再応答し頂きました。 まず、作家中村文則氏が「国がやることに反対している奴らの人権をなぜ国が守らなければならない?」「お前は人権の臭いがする」(中村文則「不
続きを読む2023年1月に行われた共助会の一泊研修会にて、自分は主題講演に対する応答を行った。以下の4つの視点から、これをまとめる。 1.安易な普遍主義の危険性 講演の中で徐京植氏の次の言葉が紹介された。「日本国民の皆さん、自分は
続きを読む目次 Ⅰ 戦後日本 Ⅱ 私は何を問題にしてきたか Ⅲ 「責任」について Ⅳ 戦後ドイツ Ⅴ 植民地責任 Ⅵ 未来に向けて おわりに《3つの文章》 2004年に一度、共助会にお招きいただき、話を聞いていただいたことがありま
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