歴史法廷に立つ覚悟(2010年2・3月号) 高橋 伸明
昨年(2009年)は「日本におけるプロテスタント宣教一50周年」の記念すべき年。私たちキリスト教共助会にとっては創立九十周年の記念の年でした。奇しくも2009年はプロテスタント諸教会にとっても、共助会にとっても、それぞ
続きを読む昨年(2009年)は「日本におけるプロテスタント宣教一50周年」の記念すべき年。私たちキリスト教共助会にとっては創立九十周年の記念の年でした。奇しくも2009年はプロテスタント諸教会にとっても、共助会にとっても、それぞ
続きを読む旧約から新約に至る聖書の全編を通して鳴り響いている基調旋律がある。それは、人生の歳月を経れば経るほどより大きく、より確かな音として私に聞こえ、そして問いかけてくる。天に富を積む人生を歩いているのか、それともこの地上に富
続きを読む共助会の交わり、佐伯邦男さん宅でのジャコビニ読書会で、A・E・マクグラス著『キリスト教の将来』を読み終えた。 著者のマクグラス氏は、現在オクスフォード大学の歴史神学の教授で、多数の神学書、信仰書を出し、エキュメニカ
続きを読むこの夏、あることで初めてヨーロッパ旅行をする機会を与えられた。ジャコビニ読書会で、今日の欧米におけるキリスト教の状況について読んでいたことは、この地を訪れる関心事の一つとなっていた。 小さな田舎町に泊まったホテル隣
続きを読む40年前に大学受験をする時に、人から言われたことがあった。「何の為に大学に行くのか」その答えは、「真理を探究しに行く」ということを言った覚えがある。他の人からは「生きる為に行くのだよ」と言われて、そうなのかとも考えた。
続きを読む日本キリスト教史上、また、キリスト教共助会90年の歩みを考えるうえで貴重な出会い、交流が展開していたことを紹介したい。森明(33歳)と安中教会牧師柏木義円(62歳)が、1921(大正十)年軽井沢の地で出会い、会談をして
続きを読む「あなたの天を、あなたの指の業を わたしは仰ぎます。月も、星も、あなたが配置なさったもの。そのあなたが御心に留めてくださるとは 人間は何ものなのでしょう。人の子は何ものなのでしょう あなたが顧みてくださるとは。」(詩編
続きを読む忘れられない譬え話がある。ある人が神様に天国や地獄とはどんな所か見てみたいと熱心に頼みました。神様はその願いを聞き入れてその人をまず地獄に連れて行きました。地獄はちょうど昼食時で大きな部屋の真ん中に大きな大きな鍋があり
続きを読む私は、この三月で四〇年間の都立高校教員としての生活にピリオドを打った。最後の三年間は、嘱託員として授業中心の生活であった。学力的にも輪切りにされている進学校の中で、国際高校は、実にいろんな生徒がいて私にとっては楽しい学
続きを読む行ったり来たりの寒さも終わりに近づいて、春の気配が迫って来た。庭先に植えたチューリップの芽が日に日に伸びていくのが愛らしい。芽が出てくるところを見ると、まず紫がかった太い葉が顔を出す。数日すると中に花芽を囲う葉が巻き込
続きを読む今号は、昨年の秋にもたれたキリスト教共助会京阪神修養会の特集となっております。「和解の福音を生きる」という主題のもと、韓日の基督者が隣人として出会う道筋をつけてくださり、その完成を望みつつ天に召された李仁夏先生を偲んで
続きを読む1919年クリスマス、共助会は創立された。教会・教派を超えた使命的伝道団体として、神の導きの確かさの中にその歩みは開始された。爾来90年、戦前と戦後を分けてその歩みを考えるならば、戦前の26年に比し、戦後はすでに64年
続きを読む聖書には四つの福音書が「聖典」として収録されている。大雑把に言って各福音書の成立年代は、マルコが紀元七〇年前後、マタイとルカが八〇年代、ヨハネは九〇年代と推定されている。そして、最初に出来たマルコ福音書には、主イエス
続きを読む共助会の会合でも、キリスト者医科連盟のエクスチェンジ・プログラム(台湾、韓国、日本のクリスチャン医療関係者による年一回の会合)でも、韓国と台湾の方達が日本語で親しく語り合っておられる風景をよく見かける。勿論、一定の年齢
続きを読む夏期信仰修養会が終わりました。秋が来ます。2009年は共助会創立90周年の年。キリスト教共助会では、この5月の総会で90周年記念事業の計画が承認されました。このことは既に本誌 月号の速報でお知らせしたとおりです。夏の修
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